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2020.03.04
2020/3/4 「コース管理技術職」の技能実習2号業種移行へ前進

一般社団法人・日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は、1月22日に関東・東北支部例会を開き、平成元年度の事業報告や2年度の事業計画・予算を審議し、承認した。
また、「コース管理技術職」の「技能実習制度における2号移行職種」について認定要件の一部である業界賛同の目安をクリアしたことも報告された。

2号移行については2018年11月に行った第1回ゴルフ場企業の意向調査で、ゴルフ場企業1245社のうち回答のあった376社(回答率30・2%)で、要望活動への賛同が325社(回答376社中の86・4%)あった。当時、「外国人技能実習機構」から〝業界の約30%が賛同していることで、一応の合意が得られていたと判断する〟との見解があったが、業界の過半数以上の合意が必要(業界によっては80~90%の合意もある)との見解に修正され、未回答企業を対象に第2回の意向調査を実施したという。昨年11月から12月にかけて、1222社(所有ゴルフ場数2220社)のうち、回答のあった705社(回答率58%)で、要望活動への賛同が634社(回答705社中の89・9%)となり、全体でも51・9%と過半数を達成した。

一方で、派遣元の海外から必要な要望書もベトナムからは入手済みで、タイやミャンマーも目処が立ったとして2移行職種に向けて前進を見せているという。
その後、フリートークとなったが、河川敷ゴルフ場では昨年10月の台風19号の影響でヘドロ除去に手が回らず、未だ一部コースを閉鎖しているゴルフ場があると報告があった。利根川水系のあるゴルフ場では未だ9ホールが開けられず、未処理のヘドロ除去費用を試算したところ20億円を超えると予想されたとして、手が付けられない状況で、情報を集めているがまだ解決策は見つかっていないという。

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※「ゴルフ特信」第6469号より一部抜粋

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