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2022.08.14
2022/8/14 JGA、オンラインにて新体制に関するリモート会見

公益財団法人・日本ゴルフ協会(JGA、東京都中央区)は、7月5日にオンライン(zoom)にて新体制に関するリモート会見を開いた。
6月24日の臨時理事会で新会長に就任した池谷正成会長(CEO)は、竹田恆正前会長が昨年4月に行った定款の変更や組織改革、 日本のゴルフが世界でのプレゼンスを高めていくための競技者育成強化などの取組みを引き継ぎつつ、若者や女性ゴルファー創出のための環境整備を含むゴルフ振興、次回のオリンピックでもメダル獲得を目標とする選手強化事業にも取り組むとした。それにゴルフを始める方が増えてとても喜ばしいことだがマナーやエチケットの乱れも指摘されていることから、エチケットを啓蒙して全員が楽しくプレーできるように取り組んでいくとも挨拶した。

次に山中博史専務理事は新体制の役員体制について、スポーツ庁の中央競技団体向けの「スポーツガバナンスコード」で女性役員割合30%、役員の就任時の年齢80歳以下、役員の就任期間5期10年が最大、外部理事の割合25%以上等が求められ、それに則り、役員改選を行ったと説明した。
まず役員を選ぶ評議員は、従来の男性のみ11名から15名に拡大し4名の女性が加わった。新たにゴルフ界以外の水泳やマラソン等で活躍した元アスリートや外部有識者を選任し、役員候補者選考委員会も設けたという。
それにより、竹田恆正前会長は名誉会長、前副会長の永田、川口両氏などは顧問に、池谷副会長が会長に就任。副会長は現在、関西ゴルフ連盟の理事長を務めている津賀一宏氏が就任し副会長は1名、山中専務理事は続投となった。

また6名が常務理事に就任し、それぞれ管掌事項を持ち、佐野文範氏がアマチュア競技、熊谷信太郎氏が法務財務、管理部門、滝茂夫、佐藤敏明両氏が地区連盟との連携やJOCとの連携、乾民治氏がハンディキャップ、平山伸子氏は今も国際ゴルフ連盟等の理事をしており主に外交関係や女性ゴルフ憲章、女性のゴルフ振興を担当、その他の事業委員会は専務理事の直轄となった。
ゴルフ振興推進本部については、JGAの中に本部として置くが、全国に8つある地区連盟や他のゴルフ団体と力を合わせてゴルフの振興、普及活動を行っていきたいと説明した。また「ゴルフのイメージアップ、ゴルフ場利用税の問題、国家公務員倫理規定の問題。そして、何よりも各ゴルフ関係者がバラバラで行っているゴルフ振興策をまとめて情報として収集し、それを発信していく。こうしたことが日本ゴルフ協会の果たすべき役割だと考え、今年スタートして、これから色々内容を詰めていきます」と話した。
なお、司会は佐々木孝悦事務局長が担当した。

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※「ゴルフ特信」第6818号より一部抜粋

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