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2022.08.15
2022/8/15 武蔵CC(埼玉)ティーイングエリアの名称変更

飛距離の少ないゴルファーも楽しめるように「TEE IT FORWARD」として新たなティーイングエリアを設置するゴルフ場が増えており、株主会員制の武蔵CC(計36ホール、豊岡コース=埼玉県入間市、笹井コース=狭山市)では、豊岡コースのフロント(白)、レディース(赤)を16ホールにおいて新設、またティーイングエリアの呼称を7月3日から変更し使用を開始した。
呼称とティーマークの形と色は、豊岡・笹井コースとも、バックティー(黒)が【ブラックティー】(黒)、レギュラーティー(青)が【ブルーティー】(青)、フロントティー(白)が【ホワイトティー】(白)、レディースティー(赤)が【グリーンティー】(緑)に変更となった。

8年ほど前にコースを改造しティーを新設した笹井コースは3番以外は呼称を変更したのみだが、豊岡コースは3番と12番のパー3以外の16ホールでホワイトとグリーンのティを新設した。
この結果、豊岡コースの【ホワイト】は5956ヤード(男子コースレーティング68・9、男子スロープハンディ123、女子コースレーティング74・6、女子スロープハンディ128)から5399ヤード(66・4、116、71・6、121)に537ヤード短縮、【グリーン】は5927Y(68・8、120、74・5、127)から5368ヤード(66・3、114、71・3、121)に539ヤード短縮した。
倶楽部会報では〝男女問わず、ご自身の技量や体調にあわせたティーでラウンドをしやすくするため〟として、ティーイングエリア選択制として競技も行っていく考えで、7月3日開催の月例では基準ティー以外でのプレーを積極的に推奨したそうだが、「笹井コースではグリーンティを使用されたのは100名中2人だけ」(戸口浩支配人代行)とすぐには浸透しなかったという。プレーヤーの8、9割が基準のブルーティを使用するそうで、グランドシニア向けだったホワイトを使用する方はほとんどいない現状という。いずれにしても女性でも上位入賞する可能性が高まる施策でWHSの導入もあり、活性化を期待している。

同CCは、80歳以上の会員が17・1%を占めるように長くゴルフを楽しんでいる会員が多く、ドライバー等の飛距離が落ちてきても長い距離に挑む姿勢が健康寿命を長く保てている秘訣なのかも知れない。

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※「ゴルフ特信」第6818号より一部抜粋

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