一季出版株式会社

2021.12.14
2021/12/14 世代毎ゴルファー考察、ライフステージで柔軟に変容

㈱Tポイント・ジャパン(長島弘明社長、東京都渋谷区)は9月に発表した第3回『ゴルフに関するアンケート調査』Vol.1(本紙6705号既報)につづきVol.2の【番外編】では他の世代とも特徴がみられた20代、40代、60代の各世代ゴルファーのライフスタイルを徹底比較したと発表した。12月ごろにはVol.3「ゴルファータイプ別分析」の発表も予定しているという。
「20代ゴルファー」は、職場や友人との〝つながり〟を重視する〝コミュニケーションゴルファー世代〟と命名。男性は「外回り営業」で「寮」や「社宅」に暮らしている傾向が高く、日常生活でも職場のコミュニティが身近で、ゴルフに触れる機会が多いと予想されるという。興味関心が高いクルマは「テスラ」、志向性は「新しいもの好き」と流行感度の高さも特徴。アクティブに情報収集しゴルフを楽しまれている方が多い。女性は「専門職」や「店舗販売」の方が多く、多様な職種で多くの方との交流が多いと予想。興味関心は「ペット」、「アート」など多趣味な傾向があるなか、「美容」についても関心が高く、ゴルフウェアなどのファッション性にも注目。その他、「つながり志向」や「新しいもの好き」の志向性から男性と同様の〝コミュニケーション重視〟がうかがえるという。また男性と同様に、結婚や子育てなどのライフステージの変化においても、ゴルフを楽しまれている方が多い。

「40代ゴルファー」は、仕事と家庭とゴルフを両立する〝アクティブ積極投資ゴルファー世代〟と命名。男性は「分譲マンション」に住む傾向や「貯蓄金額」から、経済的な安定性に加え、結婚や子育てのライフステージでゴルフをプレーされている方が多いと予想。「最新アイテム志向」や「積極的消費志向」が強く〝ビジネスコミュニケーションとしてのゴルフ〟の重要性も高まる中、ゴルフに対しても積極的な投資を行い、オンオフ両方のゴルフシーンにおいて熱心に取り組んでいる。女性は、「家庭重視志向」が高い傾向にあり、結婚や子育てなどのライフステージを迎えている方が多い。興味関心では「美容」、「ペット」に加えて「健康」も挙げられ、20代ゴルファーと比較しても、ゴルフに対して健康意識が強い。また読んでいる雑誌からキャンプなどのアウトドアへの関心が高いなどアクティブな一面も見受けられるという。
「60代ゴルファー」は〝お酒とゴルフで夫婦円満!健康志向ゴルファー世代〟と命名。男性は貯蓄金額に加え、飲酒を毎日楽しむ傾向から、経済的にも時間的にも余裕がある。その一方で朝型のライフサイクルや健康にまつわる食の関心など健康志向が強い。また読んでいる雑誌はゴルフ専門誌だ。女性は「専業主婦」が多く、飲酒の頻度も「毎日」と、ほか世代と比較しても圧倒的に多い。その一方、志向性は食のナチュラル志向や国産品志向など「健康」が挙げられる。男性の60代ゴルファーとも近似し、配偶者とゴルフを楽しまれている様子が予想されるという。

最後に〝生涯スポーツとして、プレイヤーの世代ごとのライフステージやコミュニティの変化に合わせて、ゴルフの目的や志向性は柔軟に変容しながら楽しまれていると考えられます〟とまとめている。
考察にない30代は男性が職業が外回り営業など20代と40代の中間な傾向、女性は事務・専門職が多くなっている。50代は男性が外回り・専門職が多く志向性は60代男性に近く、50代女性はパート・アルバイトで40代女性に近い感じだが飲酒は毎日とお酒好きが多い。全般的に今回のコロナ禍では情報感度が高く、アクティブなゴルファー像が浮かび上がったようだ。

関連記事:2019/9/6 ゴルフ参加率、40~50代中心に次世代の伸び目立つ

※「ゴルフ特信」第6728号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら