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2021.12.15
2021/12/15 アコーディア・ネクスト、譲渡先はソフトバンク傘下

アコーディア・ネクストグループの㈱アコーディア・ゴルフ(東京都品川区)及びネクスト・ゴルフ・マネジメント㈱(同)は11月16日、共通する持株会社の株式についてMBKパートナーズがフォートレス・インベストメント・グループLLCの運用ファンドへの譲渡に合意したことを発表した。
本件の株式譲渡は今後数カ月以内に実行されることが予定されているとし、本件株式譲渡が完了したのち、フォートレスはアコーディア・ゴルフ及びネクスト・ゴルフ・マネジメントの新たな親会社として、資本・業務上の両面で両社のさらなる成長を支援してもらう予定としている。
同グループは、〝日本で唯一の米国PGATOURを受け入れるコースを保有する企業としての世界基準のコース管理技術を背景に、年齢や性別を問わず誰もが気軽にプレーできる快適なゴルフ環境を提供するための取組みをさらに向上させることを目指す〟としている。

こうした同社の取組みは継続しつつ、今後はフォートレスの日本におけるこれまでの豊富な投資実績と事業成長支援を踏まえ、同社とフォートレスが所有する大規模なホテル事業プラットフォームとの協業を通じて新たな客を創出し、ゴルフ業界のさらなる発展のため引き続き努力していく。また、これまでと同様に、積極的なゴルフ場・ゴルフ練習場の取得でグループの規模拡大を進めるという。
なお、本件株式譲渡に伴う、会社名、ブランド名、経営体制及び従業員の処遇に変更はなく、取引企業やお客様との関係にも影響はないという。
アコーディア・ネクストグループの売却に関しては、韓国内での報道が先にあり、8月中に1次入札が実施され、10月末に2次入札が実施されると報じられていた。
フォートレスは、2021年6月30日時点で約539億米ドルの運用資産を有する国際的な投資ファンド運用会社。1998年に設立され、2007年2月にニューヨーク証券取引所に上場し、米国初の上場代替投資運用会社となり、2017年12月にソフトバンクグループ㈱の子会社となったと紹介。世界最大級の不動産投資ファンドを運用しており、2002年以降、全世界の不動産及び不動産関連企業に総額約1000億米ドル以上を投資しているという。日本では、2012年に㈱マイステイズ・ホテル・マネジメントを取得以降、日本最大級のホテル運営会社に成長させ、これまで159のホテルを取得(契約中を含む)済みで、広範なホスピタリティ・プラットフォームを有しているという。これらホテルとゴルフ場との連動も模索するという。

アコーディア・ネクストグループのゴルフ場はネクスト・ゴルフと合わせて1都1道2府32県に169のゴルフ場と27の練習場を運営し、運営施設数では国内一位。年間延べ入場者数は1000万人以上、従業員はグループでパート・アルバイトを含め約1万1600名という。2017年から成田GCでは米国PGAツアーチャンピオンズ、2019年からアコーディア・ゴルフ習志野CCにて米国PGAツアートーナメントを開催しているとしている。
ちなみに日経新聞のWEBニュースで16日、買収額は4千億円規模と報じたが、売却側のMBKパートナーズからのコメントは得られなかった。それ以上との観測もあるようだ。

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※「ゴルフ特信」第6729号より一部抜粋

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