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2021.08.12
2021/8/12 北海道上半期入場者、前年比19・17%のプラスに

北海道の2021年上半期(オープンから6月末まで)の入場者状況が、北海道ゴルフリポート(札幌市)の調べで明らかになった。
それによると、2021年上半期の延べ入場者は103万1993人を数え、前年同期の86万5999人に比べ16万5994人、率にして19・17%増加し、2年振りにプラスとなっている。1コース平均入場者数は前年同期比1495人増の9297人。延べ営業日数は前年同期比16日増の8976日だった。
地区別(14地区)の入場者状況をみると、石狩南地区(北広島、千歳など17コース)が前年同期比32・08%増となったのを筆頭に、空知地区(由仁、栗山など10コース)26・85%増、オホーツク地区(網走、北見など4コース)23・39%増、釧路地区(2コース)22・37%増など計9地区で2桁増加を記録、十勝地区(帯広、幕別など7コース)9・98%増など計4コースで10%未満の増加となったが、宗谷地区(稚内、豊富など4コース)は4・46%減と唯一前年を下回った。

北海道の今年上半期をみると、3月は延べ営業日数が昨年よりも23日少なかったが、道央圏で天候に恵まれ集客が盛んだったことから3・2%増加。4月は新型コロナウイルス感染拡大により国内で初めて緊急事態宣言が発出、コンペの中止や営業自粛を余儀なくされた昨年の反動によって前年比31・6%増加、5月も昨年の反動から16・9%増加。6月は111コース集計で延べ入場者数40万6617人となり、前年同月に比べ16・37%増加した。緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の状況下だったが、4日の暴風雨を除き天候に恵まれたこともあり大きな伸びをみせている。
もっとも、4~6月の実績をコロナ禍前の2019年同期と比べると、4月は4・8%増となったが、5月10%減、6月13%減となっている。ゴルフは、密を避けられるスポーツとして注目される一方、コロナ慣れも加わって入場者数は増えているものの、北海道ゴルフリポートは「客足回復というにはまだ遠い」としている。

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※「ゴルフ特信」第6679号より一部抜粋

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