一季出版株式会社

2020.08.22
2020/8/22 7月1日からレジ袋有料化、ゴルフ場でも案内

7月1日から全国一律でプラスチック製買物袋(レジ袋)の有料化がスタートした。5省庁共同の「レジ袋有料化Q&Aガイド」によると、有料化をきっかけに、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの解決に向けた第1歩として、マイバッグの持参など、消費者のライフスタイルの変革を促すことが目的としている。
対象は、プラスチック製買物袋を扱う小売業を含む全ての事業者となっている。法令の対象外の業種であっても自主的取組として有料化を実施することを推奨している。価格や売上の使途は趣旨・目的を踏まえて自ら設定するよう促している。
法令の対象は商品を運ぶために用いる、持ち手のついたプラスチック製の買い物袋。対象外は厚手(50マイクロメートル以上)のプラスチック製買い物袋、海洋生分解性プラスチック、バイオマス素材の配合率が25%以上の買い物袋。これらや紙製、布製の買い物袋をマイバッグとして持参してもらい、プラスチックごみを減らす狙いだ。共同通信などで代替袋として推奨された生分解性やバイオプラスチックの袋が国連機関から弊害が多い懸念があると報じられたことに関して、経産省に尋ねると「誤解されて報じられた。国連の報告をよく読んでもらうと明らかだが、全く問題がない」と説明している。

㈱アコーディア・ゴルフは7月1日から全国のゴルフ場および練習場でレジ袋を小5円、中8円、大10円(ともに税抜)と有料化。PGMグループでは7月1日から、すべてのレジ袋を有料化するとしている。
ちなみに、西武グループのプリンスホテルでは7月1日から国内の直営店舗(川奈ホテル等含む)においてプラスチック製買い物袋の有料化を開始し、1枚3円にて販売。その売上金を各施設が位置する地方自治体に寄付し、地域の環境保全活動や社会貢献活動に活用いただくと発表している。同グループのゴルフ場では昨年6月からプラスチック製使い捨て袋の提供を終了している。

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※「ゴルフ特信」第6530号より一部抜粋

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