一季出版株式会社

2026.07.28
2026/7/28 景気ウォッチャー4月、先行きDI〝良〟判断なくなる

内閣府は5月13日、『景気ウォッチャー調査』の令和8年4月調査結果を公表した。
それによると、北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ場関係者は7地域(3月6地域)計11人(12人)あり、最高評価の〝良くなっている〟は1人(2人)、〝やや良くなっている〟は1人(1人)、〝変わらない〟は2人(2人)、〝やや悪くなっている〟は7人(7人)、〝悪くなっている〟は0人(0人)。現状判断のDIを独自に算出すると、令和8年4月は40・9で、前月の45・8に比べ4・9ポイント(以下、P)の低下。2カ月連続の低下となっている。

〝やや悪くなっている〟との判断が全体の6割強を占めているが、〝良くなっている〟と〝やや良くなっている〟との判断があるため、DIの大幅低下は免れた。〝良〟判断としたウォッチャーの追加説明では、「インバウンドの団体客が特に増えている」(九州地域、従業員、良くなっている)、「気候が良くなり好調である」(南関東地域、従業員、やや良くなっている)と、営業面の好調によるものだった。

一方、『先行き判断』は8地域(3月7地域)計12人(13人)のウォッチャーが回答した。最高評価の〝良くなる〟との判断は0人(1人)、〝やや良くなる〟は0人(1人)、〝変わらない〟は4人(2人)、〝やや悪くなる〟8人(6人)、〝悪くなる〟2人(1人)で、〝良〟判断はゼロとなった。先行き判断のDIは、前月の40・4に比べ15・4P低下の25・0で、令和2年11月の22・2に次ぐ低さだった。
先行き判断は、今年に入って1月59・1、2月64・6と標準DIを上回っていたものの、3月24・2P低下の40・4、4月も中東情勢や物価高騰、夏の集客の厳しさといった理由から15・4P低下と大幅に悪化した。

現状も先行きも、中東情勢や物価高騰といった短期的かつ抜本的解決が困難な問題を抱えており、天候の良さやインバウンド増加などで来場者が増えるという以外に、景気が上向く要素が見当たらない。今年3月と4月はDIでみると、新型コロナウイルス感染者が爆発的に増えた令和4年の1月から9月にかけての低水準(1月=現状30・6、先行き35、2月=31・1、29・5、3月44・4、40・0、4月=40・6、34・1、5月=46・9、37・5、6月=36・1、36・4、7月=27・3、37・5、8月=31・8、40・9、9月=30・0、47・4)に近い。ただ、新型コロナは緊急事態宣言の解除、新型コロナがインフルエンザと同様の5類に移行したのに伴い、現状、先行きともDIが回復(上昇)していったが、今回については景気回復への出口が見えない状況となっているのが大きな違いだ。
なお、業種全般の令和8年4月DI(原数値)は、現状41・6で前月比3・1P低下(2カ月連続低下)、先行き39・0で0・6P低下(2カ月連続低下)となっている。

関連記事:2026/7/2 景気ウォッチャー3月、現状、先行きとも前月より低下

ゴルフ特信」第7366号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら