2026.07.27
2026/7/27 ㈱平和、26年3月期決算、アコーディア買収で大幅増益
㈱平和は2026年3月期通期(25年4月1日~26年3月31日)決算を5月13日に発表した。同社は第1四半期にPJC Investments㈱(現・㈱アコーディア・ゴルフホールディングス)の全株式を取得し、従来からのパシフィックゴルフマネージメント㈱(PGM)とアコーディア・ゴルフの2大国内ゴルフ場運営グループを傘下としたことで、今期業績が大幅上伸した。
同期間の売上高は2581億07百万円(前年同期比76・9%増)、営業利益434億23百万円(同56・8%増)、経常利益336億52百万円(同57・8%増)と好調だが、親会社株主に帰属する当期純利益は10・7%減の116億70百万円と減益となった。
決算説明資料による2026年3月期のセグメント別ではゴルフ場事業部門の売上高は2306億2百万円(129・8%増)で営業利益は455億99百万円(147・1%増)となった。ゴルフ場来場者数は321カ所(前年比1カ所減)で2170・3万人(132・6%増)、顧客単価は9680円で0・9%減となったが、アコーディア・ゴルフ合算での比較でも来場者数は2・4%増、顧客単価は1・9%増加となったという。これは、適正な価格施策によるレベニューマネジメントの強化、競合他社との差別化施策などにより来場者数・顧客単価が堅調に推移し、増収増益になったとしている。2027年3月期は2200万人、顧客単価で9960円を見込んでいる。
ゴルフ場のポートフォリオは2025年12月1日にサンヒルズCC(36ホール、栃木県)、2026年2月1日に竜王Gコース(18ホール、滋賀県)を直営化、2026年3月27日に株式譲渡契約を締結した「瀬板の森北九州ゴルフコース」(18ホール、福岡県)は今年6月1日より運営開始を予定。なお、川越グリーンクロス(27ホール、埼玉県)は2025年12月31日をもって営業終了している。
一方遊技機部門は売上高が274億82百万円(39・6%減)で利益は7億12百万円(94・0%減)と落ち込んだ。2027年3月期は販売台数でパチンコ機・パチスロ機合わせて9・1万台(2・6万台増)を見込んでいる。
㈱平和の27年3月期予想は売上高が10・8%増の2859億円、経常利益12・3%増の378億円、当期純利益は73・9%増の203億円と大幅増収増益の見通し。株主年間配当は1株につき80円(うち中間、期末とも40円)で変更なし。アコーディア・ゴルフ買収に伴い金融機関から5100億円のシンジケートローン契約を行っていて、2026年3月期の純有利子負債残高は5721億55百万円、純有利子負債比率は230%と高水準で推移している。
なお、中期経営計画(2025~2027年)ではゴルフ事業はリーダー企業としての全方位戦略の実行とシナジーの発揮とし、現状は①PGM、アコーディア・ゴルフの融合=現時点では「GRAND」シリーズを全国23コースに拡充。『PGM×ACCORDIA チャリティゴルフ』の開催。②女性、若年層の拡大⇒「Night Golf」全国17コースで営業(3月時点)、⇒「Cool Cart」をグループ全ゴルフ場に導入。インバウンド需要の取り込み(過去最多27・5万人)、③スケールメリットの活用(公式サイト予約における優遇料金制度「ジカドリ」の導入や食材、肥料等の仕入統一に向けた取組みを実行。2027年3月期以降はセグメント別新運営体制へシフト、稼動UP、レベニューマネジメントの強化、ゴルフの裾野を広げる取組みを強化。インバウンドのセールス・PR等を強化する。
そして、グループ全体を見据えた戦略機能と各事業の特性に応じた執行機能の分離、役割と責任を明確にした経営体制の構築を目的として、2026年10月1日付けで純粋持ち株会社体制へ移行(今年5月13日の取締役会にて決議し、6月26日開催の定時株主総会にて付議予定)。現在の㈱平和を㈱平和ホールディングス(平和HD)に商号変更し上場を維持、一方で新会社「平和」を設立し遊技機事業を承継させることも発表した。
