2025.10.14
2025/10/14 景気ウォッチャー調査6月、現状判断DIが30台に
内閣府は7月8日、『景気ウォッチャー調査』の令和7年6月調査の結果を公表した。
北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ場関係者は6地域(5月6地域)計11人(12人)となっており、最高評価の〝良くなっている〟は1人(1人)、〝やや良くなっている〟は1人(3人)、〝変わらない〟は3人(2人)、〝やや悪くなっている〟は4人(5人)、〝悪くなっている〟は2人(1人)。現状判断DIを独自に算出すると令和7年6月は38・6で前月の45・8に比べ7・2ポイント(以下、P)下落した。2カ月連続で落ち込んでいる。
6月は全国的に昨年よりも早い梅雨入りとなったが、近畿地方から西では同月中に梅雨が明け、暑い日が続いた。東海地方から東は梅雨明けの発表こそ出ていないものの(東海地方は7月4日頃梅雨明け)暑かった。こうした荒天の中、「期待していた来場者とは程遠いが、3か月前の3月と比べると来場者数が4・7%増加している」(南関東地域、経営者)として〝良くなっている〟と判断するウォッチャーもいたが、ほとんどのウォッチャーは降雨や猛暑の影響により入場者が減り厳しいと判断している。九州地域のウォッチャー(従業員)は、一時的と予想しながらも近隣ゴルフ場でのキャンセル料徴収によって、ゴルファーが予約を慎重に検討するようになっているとして〝やや悪くなっている〟と判断している。
一方、『先行き判断』は7地域(5月6地域)計13人(13人)が回答している。〝良くなる〟との判断は0人(1人)、〝やや良くなる〟は3人(0人)、〝変わらない〟は2人(5人)、〝やや悪くなる〟は7人(6人)、〝悪くなる〟は3人(3人)となり、令和7年6月の先行きDIは36・5で前月の28・8に比べ7・7P上昇した。
6月で既に猛暑なため、来場者や予約の減少を懸念し〝やや悪くなる〟や〝悪くなる〟と判断するウォッチャーがほぼ半数を占め、〝変わらない〟と判断したウォッチャー(南関東地域、経営者)でも判断理由をみると「残暑が厳しいことが見込まれるため、今夏の売上は相当厳しくなると予想している。暑さ対策でどうこうできるレベルではなくなってきてしまっている」とお手上げ状態だ。
なお、業種全般の令和7年6月DI(原数値)は、現状45・1で0・3P上昇(2カ月連続上昇)、先行き46・9で0・8P上昇(2カ月振り上昇)となった。