2026.10.09
2026/10/9 訪日外客数は伸び悩むも韓国や台湾等は大きな伸び
日本政府観光局(JNTO)は、今年6月の訪日外客数を発表した。
6月の訪日外客数推計値は前年同月比で6・8%減少の314万8600人となった。これで4月の5・5%減、5月の3・6%減に続く3カ月連続の減少となったが、台湾、韓国、米国、インドなど15市場で6月として過去最高を記録。今年上半期累計では2108万4800人で前年対比2・0%減となった。
発表によれば、多くの市場で訪日需要が落ち着く時期であるなか、一部市場で航空便の減便や台風による欠航の影響が見られたものの、祝日やスクールホリデーに合わせた訪日需要の高まりも見られ、東アジアでは台湾、韓国、東南アジアではインド、ベトナム、欧米豪では米国、北欧地域などで訪日外客数が増加したとしている。
昨年11月の高市首相による台湾有事をめぐる発言以降、中国政府から日本への渡航自粛の要請が中国国民にあり、半減近い落ち込みとなっていることが全体に響いた。
ゴルフ客の多い韓国は6月で7・8%増、上半期で18・6%増となり、半年で5百万人を超えたことから、初の1千万人を突破する可能性が高まっている。すでに4分の1以上を占めている。台湾はさらに6月に14・6%増、上半期で20・9%増となり、韓国に次ぐ2番目となった。6月の3番目は2・7%増で35万4500人となった米国で、上半期は中国に次ぐ4番目。その中国は6月が57・3%減で4番目となる34万700人、上半期は56・4%減の205万8200人となり、統計上はまだ回復の状況にない。ただ香港は6月に28・5%増の21万4300人、上半期は2・2%増とプラスになり、5番目の人数で、訪日需要が戻ってきた。
観光庁の「インバウンド消費動向調査」によると、2026年4~6月期の訪日外国人旅行消費額は2兆5096億円(前年同期比0・2%増)と推計されるとした。国籍・地域別では、米国が3848億円(構成比15・3%)と最も大きく、次いで台湾3639億円(同14・5%)、中国2592億円(同10・3%)、韓国2589億円(同10・3%)、香港1452億円(同5・8%)の順とした。
同期間の1人あたり旅行支出は24万4千円と推計された。国籍・地域別にみると、メキシコ(51万5千円)、中東(48万3千円)、英国(45万6千円)の順で高いという。逆に低いのは韓国9万9542円(2・3%減)、台湾、香港、中国の順で、特に韓国は平均宿泊数が3・6日で最も短く短期滞在となっている。週末を使って、3ラウンドするゴルファーも多いようだ。
訪日客が入国に利用した空港・海港は、アンケートの1次速報で成田国際空港28・7%、関西国際空港25・5%、東京国際空港(羽田空港)18・9%の順だが、特にアジアからは福岡空港を利用した比率が高かった。
訪日客のうち、「ゴルフ場・スポーツ施設利用料」を支払った選択率は2025年年間と同じ平均的な割合である0・6%だった。韓国は選択率1・2%と依然高く、米国も1・1%と目立った。
