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2025.10.25
2025/10/25 サービス産業動態統計、5月ゴルフ場売上高883億円

サービス産業の5月の売上高は、35・1兆円で前年同月に比べ4・7%の増加となり、43カ月連続の増加。増加に寄与した産業は、情報サービスなどを含む「情報通信業」が9・0%の増加で、38カ月連続の増加、その他の事業サービスなどを含む「サービス業(他に分類されないもの)」が11・8%の増加で、11カ月連続の増加、娯楽などを含む「生活関連サービス業、娯楽業」が8・7%の増加で、42カ月連続の増加となっている。

ゴルフ関連は娯楽業の分類の中で、旧・特定サービス産業動態統計の対象業種として調査されており、直近3カ月は速報として集計・発表されている。今年5月のゴルフ場は売上高が883億15百万円で前年5月比で1・7%の減少となった。同統計で今年1月は1・7%増だったが、2月4・3%減、3月6・4%減、4月3・2%減とマイナスが続き、これで4カ月連続減となった。もっとも速報での前年比増減はより激しく落ち込んでいたのが、確報、そして確報後も修正されており、速報段階での過信は注意が必要だ。
コロナ禍で当初特需が起き、その後は反動減となっているゴルフ練習場は4月に1・0%増となった模様だが、5月は2・6%減と2カ月振りにマイナスに戻ってしまった。
それにしても娯楽業、特に遊園地・テーマパークはなおも二桁増加が続いている。入場料値上げに加え、インバウンド効果もあるのだろうが、消費税減税等が先の参院選のテーマになるなど一般市民の多くが物価高で厳しさが増している中で、どの程度まで売上高や来園者数が伸びていくのかも、同じサービス業として注目されるところだ。

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「ゴルフ特信」第7255号より一部抜粋

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