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2025.10.08
2025/10/8 サービス産業動態統計、24年のゴルフ場売上高を修正

総務省統計局によると、同調査では1月確報と4月速報の段階で過去の発表値に遡及して数値を改定する遡及改定が行われ、24年度の売上高も改定されていたことがわかったもの。今回、年度の全国ゴルフ場利用者数速報値を公表した数値とともに修正して再掲載することにした。
遡及改定により、旧・特定サービス産業の業種も4月に過去の売上高が修正されており、対前年同月比はゴルフ場が1月で1・7%増(前回掲載時の計算では0・5%増)、2月で5・6%減(8・7%減)、3月で6・4%減(9・7%減)、4月で3・2%減(6・4%減)が正しいので前回表の修正が必要になった。ゴルフ場以外では4月のゴルフ練習場が0・5%増加だったが正しくは1・0%増となる。その他の4月は、遊園地・テーマパーク19・8%増(18・1%増)、パチンコホール3・5%増(14・6%増)、ボウリング場2・4%増(4・8%減)となったため遊園地・テーマパークが絶好調なことには変わりないが、パチンコホールはまだ大きく戻したわけではなく、サービス産業全体で5・2%増加した割には旧・特定サービス産業は少しマチマチな様相となっている。

しかも、24年1年間のゴルフ場売上高は前回まで9205億72百万円と集計できたが、4月の見直しで8907億15百万円に修正されていたので注意したい。ゴルフ場利用税に基づく利用者数と対比すると、客単価が若干上がる傾向があるため売上高の方が利用者数の増減率よりも良かったが、今年3月から利用者数の増減率の方が上回ったため変化の兆しが出てきたのかもしれない。

関連記事:2025/9/30 サービス産業動態統計、4月ゴルフ場売上高850億円

「ゴルフ特信」第7247号より一部抜粋

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