2025.09.30
2025/9/30 サービス産業動態統計、4月ゴルフ場売上高850億円
今年1月分から調査・発表されている総務省統計局のサービス産業動態統計調査から、「参考表・事業活動の産業(細分類)別売上(収入)金額」の旧・特定サービス産業動態統計の対象業種を紹介しているが、ゴルフ場はまたも前年同月比で売上高が大幅減少している。
直近3カ月は速報として紹介されており、今年4月のゴルフ場は850億83百万円で前年4月の908億84百万円と比較すると6・4%の減少となった。同統計で前年同月と比較すると今年2月の8・7%減は利用者数の減少から理解できるが、3月は利用者数が前年並みなのに売上高が9・5%減と大きく落ち込んでいたのでゴルフ場の調査は実態と乖離した可能性もありそうで、早合点しない方が良いかもしれない。
一方、他の業種を見ると、サービス産業全体の4月売上高は前年同月比7・9%増、娯楽業も10・2%増と高かった。旧・特定サービス産業対象業種では、遊園地・テーマパークが18・1%増と絶好調で、パチンコホールも14・6%増と好調だった。コロナ禍の特需以降、落ち込んでいたゴルフ練習場は0・5%増となった。ただ屋内中心のフィットネスクラブは0・8%減、ボウリング場は4・8%減となっており、この統計をどう分析した方が良いかは今後の調査結果を待ちたいところだ。
ちなみに絶好調の遊園地・テーマパークは1~3月でゴルフ場の売上高を追い越していたが、ゴルフ場は4月も対前年比で減少したものの、ゴルフのシーズンに入り、さすがに遊園地・テーマパークを追い越している。