一季出版株式会社

2025.10.26
2025/10/26 ㈱千葉カントリー倶楽部第72期決算、売上高2%増の22億86百万円

計81ホールを擁する株主会員制の大型倶楽部を運営する㈱千葉カントリー倶楽部(山本章裕代表取締役社長、千葉県野田市蕃昌4)は、第72期(2024年4月1日~2025年3月31日)の有価証券報告書を2025年6月20日に関東財務局へ提出しているので、概要を紹介したい。
同期の売上高は、ゲスト増加と客単価上昇により22億8644万円となり、前期比4514万円(2・0%)の増収となった。来場者数は天候要因も影響し、12万4021名で前期比761名減、0・6%減と微減となった。今年2月までは天候にも恵まれ順調に推移したが、3月の降雪等によるクローズが響き、コース別では野田コースが3万6557名(1・3%増)、梅郷コースが3万4839名(4・5%増)と増加したが、川間コースは5万2625名(4・9%減)と減少となった。

来場者数は減少したもののゲストの増加と客単価の上昇により売上高は22億8644万円(前期比4514万円増、2・0%増)となった。営業実績のうち食堂委託料が8・2%増と目立って増えた。売上原価は人件費、減価償却費の増加により23億6601万円、販売費及び一般管理費は2億4620万円。営業外収益は名義変更登録料3億1410万円(98件減、6090万円減)を含む3億5940万円を計上し、営業外費用104万円を控除した結果、経常利益は3257万円(前期比6175万円減)となり、特別利益165万円、特別損失1089万円を計上した結果、当期純利益は1373万円となった(前期は3821万円)。
キャッシュ・フローでは、税引前当期純利益2333万円となり、期末の現金及び現金同等物は39億1807万円(前期比1億5561万円増)。営業活動で3億2027万円の資金を得て、投資活動で1億6465万円の資金を使用した。

財政状態では、流動資産は40億6905万円、固定資産は70億4718万円。負債は、流動負債が3億1920万円、固定負債が93億2824万円。純資産は当期純利益の計上により、14億6878万円となった。

同社は、新事業年度の経営方針として、サービス強化、コースコンディション維持・向上、積極的な営業活動を重点項目として実施し、差別化と顧客満足度向上を目指すとして、長期にわたって安定した経営を目指すとした。サステナビリティ関連の戦略や人材の育成及び社内環境整備に関する方針・戦略も、ひとりひとりの職員が満足して仕事に従事できるよう適切な動機付け・処遇改善を行っていくこと等と方針を掲げている。

「ゴルフ特信」第7255号より一部抜粋

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