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2025.10.17
2025/10/17 5月家計調査、プレー消費12%減も用具消費は96%増

総務省統計局がまとめた2025年5月の「家計調査」(家計収支編)が先ごろ発表された。
同月の二人以上世帯(勤労者世帯)の消費支出は前年同月比実質4・7%の増加(2カ月振り増加、名目8・9%増加=17カ月連続増加)、実収入(二人以上世帯)は前年同月比で実質0・9%の増加(2カ月連続増加、名目4・4%増加=17カ月連続増加)と、物価上昇もあったが、実質も名目ほどではないがともに増加した。

5月のゴルフ関係消費支出(二人以上世帯)は、ゴルフプレー料金の購入頻度が100世帯当たり13回(前年同月14回)で7・1%減、1世帯当たり支出平均は912円(1036円)で12・0%減となり、頻度は5カ月振り減少、プレー支出は3カ月振り減少となった。ゴルフ用具の購入頻度は100世帯当たり1回(同)で、1世帯当たりの支出平均は104円(53円)となり、頻度は5カ月連続同、支出は96・2%の増加で2カ月振り増加となった。
世帯主年齢別でみると、ゴルフプレー料金の頻度は、60代が23回(28回)と減るも、70歳以上17回(17回)を上回り3カ月連続で頻度トップを保った。以下、50代9回(11回)、40代6回(5回)と続き、29歳以下3回(8回)、30代2回(3回)と、引き続き29歳以下など若い年代の落ち込みが目立った。プレー消費支出額では60代が30・7%減少も1533円(2213円)でトップを堅持、70歳以上が0・3%増で1140円、50代が9・2%減の710円、40代は478円で続くが前年同月比では18・9%増と目立った。以下29歳以下は374円と高水準も前年同月が811円と、より高水準の消費を行っていた関係で53・9%もの減少となった。30代は37・8%減の107円だった。

ゴルフ用具への支出を世帯主年齢別でみると、頻度は60代のみ2回で前年同月と同じで、40代は前年同月の2回から1回に減少、30代と29歳以下が0回から1回に増えた。消費額では50代が308円で前年同月が19円だったことから1521・1%増と驚異の増加率となり以下、60代78円(146円)、70歳以上58円(32円)、30代31円(7円)、40代21円(62円)、29歳以下8円(0円)とマチマチだったが、プレー料金が伸びなかった分、用具消費は活発となったようだ。

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「ゴルフ特信」第7251号より一部抜粋

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