一季出版株式会社

2024.03.21
2024/3/21 GDO第3四半期決算、売上高15・6%増も減益に

ゴルフのワンストップ・サービス(見る・買う・行く・楽しむ)を提供するゴルフ場予約ポータルサイト等運営の㈱ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO、石坂信也代表取締役社長、東京都品川区)は先ごろ、2023年12月期第3四半期(1月1日~9月30日)連結業績を発表した。
同期売上高は383億83百万円で前年同期比15・6%増加したものの、営業利益は2億90百万円の損失、経常利益は2億68百万円(73・8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億37百万円(90・5%減)と増収減益だった。

国内セグメントは、売上高208億41百万円(前年同期比4・5%増)で、ゴルフ用品販売事業において物価上昇の影響や在庫調整から売上総利益率が低下したこと等からセグメント利益は9億61百万円(前年同期比23・0%減)の利益となった。国内ゴルフ場ビジネスの売上高は40億71百万円で前年比5・0%増、送客サービスは6・3%増だったという。昨年6月頃より順次導入してきた送客手数料改定の効果は概ね一巡、他のレジャー活性化やプレー料金値上げの影響もあったという。
海外セグメントは22年8月に取得したゴルフ弾道測定器事業の新モデルの販売が順調に推移し売上高175億42百万円(32・3%増)となった。一方当該事業の費用が先行したこと等によりセグメント損失は12億51百万円(3億26百万円の損失)になったとしている。
2023年12月期の連結業績予想(1月1日~12月31日)については、昨今の国内需要の減退を背景に通期見通しを売上高523億円(前年同期比13・5%~15・6%増)、営業利益1億円~5億55百万円(△91・6%~△53・3%)、経常利益3億80百万円~7億円、親会社株主に帰属する当期純利益1億円~5億円(△70・5%~47・4%増)に下方修正している。従来の通期純利益予想は5億円だった。

一方、同社は11月21日に㈱ユニメディア(末田真代表取締役社長、東京都千代田区)と提携し、ふるさと納税サービス「GDOふるさと納税」の提供を開始したと発表した。
ふるさと納税による返礼品に加えて、5%(1ポイント1円換算で支払いに充当可)相当のGDOポイント還元でゴルフショップやゴルフ場予約をお得に利用できるとした。利用にはGDO会員の登録(無料)が必要になる。

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「ゴルフ特信」第7017号より一部抜粋

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