同月のゴルフ場（経済産業局所在の８都道府県のゴルフ場）の利用者数は92万６６８３人で前年同月比４・５％の減少となり、２カ月振りの減少となった。売上高は89億25百万円で前年同月比１・９％の増加となり、３カ月連続の増加となっている。
８月は、土・日祝日の日数が前年同月と同じ、平均営業日数は28・６日で前年同月と比べ１・５％減少したが、利用料金収入は平日が２・３％の増加、土・日祝日は２・４％の増加となった。曜日別での利用者数は、平日で会員５・９％減、非会員５・２％減、土・日祝日は会員３・５％減、非会員２・８％減となった。食堂・売店（直営）収入は３・７％増と伸びが続いている一方、キャディフィは２・１％減と減少が続いている。

８月の18ホール換算は、営業ホール数が前年同月比１・５％減少となっており、利用者数３・１％減、売上高３・４％増となった。客単価（１人当たり利用額）は９６３１円で、７月の１万24円を下回ったものの、前年同月に比べ６・７％のアップとなった。１日当たり利用者数は１２０・０人で前年同月比では１・４％減少となった。
８月は再三報じたようにお盆時期の台風の接近と、暑さもあり、各地区のゴルフ場入場者数に大きく響いたが、動態統計の集計地域はそれほどの落ち込みとはならなかった。
なお８月の動態統計では一部で不連続が発生しているとして伸び率は調整して発表されている。

一方、ゴルフ練習場の８月は利用者数が土・日祝日に前年同月比13・０％減でトータルでは14・４％の減少。売上高は14・９％の減少で、ともに10カ月連続の減少となった。
２０２０年５月に利用者数が17・４％減、売上高で24・４％減となって以来の２桁減少。８月の稼働１打席当たり利用者は１１０・６人で、前年８月を14・７人下回り、２０１９年８月の１０７・８人をかろうじて上回った程度で、コロナでの特需がほぼ消滅した状態となった。
８月の対個人サービスでは遊園地・テーマパークが33・９％増（22カ月連続増）と依然好調で、ボウリング場は21・３％増（22カ月連続増）、パチンコホール８・９％増（14カ月連続増）、フィットネスクラブ３・７％増（21カ月連続増）となり、ゴルフ練習場以外は回復が続いている。

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「ゴルフ特信」第６９９９号より一部抜粋