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2023.02.01
2023/2/1 青森スプリング、地元の鯵ケ沢高校と連携しPR

パブリック制の青森スプリング・ゴルフクラブ(36ホール、青森県西津軽郡)やスキー場を運営する青森リゾート㈱が、地元の県立鯵ケ沢高校と12月6日に連携協定を結んだ。
地元新聞の報道によると、同校は来年度、創立80周年を迎えるが全校生徒は現在25名。しかも来年度の志願者が現時点で12名のため、定員の半数未満(19人以下)だと募集停止になる危機にあるという。そこで来年度から県外からの入学生を受け入れる「全国募集」を導入するため、部活動をPRして入学生を増やす狙いがあるという。
協定により、高校ゴルフ部の練習場として青森リゾートのゴルフ場を活用したり、併設ホテルで生徒がアルバイトして世界各国の観光客と触れ合う機会をつくるという。

今年6月に創設したゴルフ部の部員は4名在籍している。また同リゾートのスノーボード・ハーフパイプは、国が指定するナショナルトレーニングセンター(NTC)競技別強化拠点でもあるそうで、北京五輪で金メダルを取った平野歩夢選手も練習した施設で、連携により来年度はスノーボード部創設を検討する方針と伝えられている。
ちなみに、同ゴルフ場はアーノルド・パーマーが設計したコースで1994年に西武グループの鯵ケ沢G場として開場。2006年12月に外資系に移動した後は母体も転々とし、2015年12月から青森スプリング・ゴルフクラブ、同スキーリゾート、ロックウッド・ホテル&スパと改称された。現在の母体は2014年10月からシンガポールのリゾート開発会社のパララックスキャピタルとなっている。

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「ゴルフ特信」第6878号より一部抜粋

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