一季出版株式会社

2022.01.05
2022/1/4 景気ウォッチャー11月、先行きDIが再び標準下回る

内閣府の『景気ウォッチャー調査』の令和3年11月調査が8日に公表された。11月は緊急事態宣言の解除などによって入場者状況は好調な一方で、売上の伸悩みや景気が良くなる要素が見いだせないことから、先行きDIが再び標準を下回る結果となった。
同調査によると、北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ関係者は5地域(10月5地域)計7人(6人)で、最高評価の〝良くなっている〟は0人(0人)、〝やや良くなっている〟は3人(4人)、〝変わらない〟は2人(1人)、〝やや悪くなっている〟は1人(0人)、〝悪くなっている〟は1人(1人)という結果だった。独自にDIを算出すると、11月は50・0となり、前月の58・3に比べ8・3ポイント(以下、P)の下落となっている。

11月は、新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」が海外で猛威をふるい、日本国内でもまん延が懸念されているものの感染拡大はない様相。加えて天候にも比較的恵まれたようで「高稼働率で推移している」(南関東地域、経理担当、やや良くなっている)、「8月頃と比べると10~11月の入場者数は順調に増えており、景気は少し良くなったと判断」(東海地域、支配人、やや良くなっている)、「ゴルフ関連商品の購入や、飲食の品数が増えている」(九州地区、従業員、やや良くなっている)と、入場者動向は好調なようだ。甲信越地域の経営者は現状判断を〝変わらない〟としているが、「最近では平日に年配者のほか、若い方、女性プレーヤーも増えてきている」と言及している。コロナ禍でゴルフに親しむようになった若年層や女性層がそのまま定着しつつある状況が見て取れる。
一方、『先行き判断』は5地域(10月5地域)計9名(8名)が回答。〝良くなる〟は0人(0人)、〝やや良くなる〟は2人(4人)、〝変わらない〟は4人(2人)、〝やや悪くなる〟1人(1人)、〝悪くなる〟は2人(1人)。これにより、先行きDIは41・7で前月の53・1から11・4Pも下落している。

先行きでも、「この先2カ月後の入場者予約数は、前年同日と比べてかなり増えている」(東海地域、支配人、変わらない)、「3カ月先はGo To Travelキャンペーンが始まっており、県外客の増加が見込まれる」(九州地域、従業員、やや良くなる)と前向きな意見がみられる一方で、「デフレから脱却する決め手に欠けている」(甲信越地域、経営者、やや悪くなる)、「一時的に来場者数が増加しているだけであり、来年には落ち着く」(九州地域、営業、変わらない)と景気の上向きには及ばない見方もあった。また、このところ続く原油高騰によって「営業車、コース管理車の燃料、また、ボイラー燃料等が増えるため非常に厳しい」(甲信越地域、経営者)と切実な状況から〝やや悪くなる〟と判断するウォッチャーもいた。
なお、業種全般の11月DI(原数値)は現状が58・5で前月比2・3P上昇、先行きが54・6で同3・7P上昇となっている。

関連記事:2021/12/13 景気ウォッチャー10月、G場は現状、先行き共DI50超

※「ゴルフ特信」第6740号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら