一季出版株式会社

2022.01.02
2022/1/2 10月家計調査、プレー消費は小幅減も用具支出大幅増

総務省統計局がまとめた2021年10月の「家計調査」(家計収支編)によると、二人以上世帯の世帯収入(勤労者世帯)は前年同月比0・5%増加(実質0・4%増)だったが、消費支出は0・5%減少(実質0・5%減)と落込みが続いた。
ゴルフ関係でみると、二人以上世帯の10月の消費支出は、ゴルフプレー料金の購入頻度が100世帯当たり13回で回数は前年同月と同じも、1世帯当たり支出平均は806円で3・6%の減少となった。また10月のゴルフ用具の購入頻度では、100世帯当たり2回で前年同月と同、1世帯当たりの支出平均は140円で23・9%の大幅増となった。

10月のゴルフ関係消費を世代別にみると、ゴルフプレー料金の頻度は60代が23回(前年同月は20回)で最多となり、次いで70歳以上15回(18回)、50代11回(9回)、40代7回(5回)と60代、50代、40代が増加した一方で70歳以上は16・7%減少した。30代3回(6回)、29歳以下0回(3回)と若者の一時的減少も目立った。
10月のプレー料金支出額では60代が1440円(0・6%減)で前年同月より落ち込むも相変わらず強く、次は70歳以上912円(17・6%減)、50代757円(51・1%増)、40代354円(13・8%増)、30代231円(30・6%減)となり、29歳以下は0円(142円)と値が消えた。
1~10月を単純集計した累計と前年同期との増減率では平均がプレー料金の頻度で6・1%の減少、支出金額で17・9%の減少となった。世代別では29歳以下がプレー費用で213%増と好調で、コロナ禍前の19年同期と比べると500%増と大幅増加した。50代や40代が今年伸びているのは昨年のコロナ禍で大幅に減少した反動とみられる。

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※「ゴルフ特信」第6739号より一部抜粋

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