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2021.10.16
2021/10/16 7月家計調査、29歳以下のプレー関係消費絶好調

総務省統計局がまとめた2021年7月の「家計調査」(家計収支編)によると、二人以上世帯の世帯収入(勤労者世帯)は前年同月比2・6%減少(実質2・2%減)と落ち込んだが、消費支出は0・3%増(0・7%増)と前年同月を上回った。前年は特別定額給付金等の支給があり収入は減ったが、消費は緩やかな増加となっている。
ゴルフ関係でみると、二人以上世帯の7月の消費支出は、ゴルフプレー料金の購入頻度が100世帯当たり11回で前年同月比2回減、1世帯当たり支出平均は640円で前年同月比5・3%減であった。また、7月のゴルフ用具の購入頻度では、100世帯当たり1回で前年同月比1回減、1世帯当たりの支出平均は163円で前年同月比40・5%の増加となった。

7月のゴルフ関係消費を世代別にみると、ゴルフプレー料金の頻度は60代が21回(10・5%増)で最多となり、70歳以上は12回で前年同期より33・3%減少した。次に多いのが50代の11回、以下40代と30代、29歳以下の4回。6月に0回だった29歳以下が再び盛り返した。
7月のプレー料金支出額では60代が1208円(11・2%増)で断トツのトップ、次は50代の662円(84・4%増)で、6月に761円でトップだった70歳以上は597円(37・8%減)と落ち込んだ。70歳以上は新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が増えると如実に消費額が減る傾向が続いている。その次に多いのは29歳以下で385円の2038・9%増と爆発的に増加、40代309円(38・6%増)、30代256円(22・4%減)と続いた。

1~7月を単純集計した前年同期との増減率では平均がプレー料金の頻度で14・5%増、料金で18・7%増と好調。世代別では29歳以下や50代、60代が増加している。
また、7月のゴルフ用具の支出では頻度で60代が2回で支出金額175円、70歳以上が1回で238円、50代が1回111円、40代1回106円、30代1回102円と横並び。29歳以下は頻度0回で2円とわずかだった。1~7月の単純累計では頻度、支出金額とも2年連続の増加となっており、特にコロナ前に比較すると29歳以下や30代は大きく増加している。

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※「ゴルフ特信」第6704号より一部抜粋

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