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2021.04.01
2021/4/1 神戸市、西神戸ゴルフ場の物流拠点への転用検討

過日の日本経済新聞で神戸市が西神戸ゴルフ場(18ホール、神戸市西区)を閉鎖し、物流拠点に転用する計画が進んでいることがわかった。
同新聞が報じた内容は、物流需要の拡大に対応するため、市保有のゴルフ場を転用して開発期間や費用を抑え、26年にも開業させるというもの。現在は外郭団体が民間事業者にゴルフ場運営を委託しており、同契約が2022年度末で終わるのに合わせて100ヘクタールを開発する。新たに土地を造成する場合よりも、工期は半分程度に抑えられると報じた。
山陽自動車道・神戸西ICから近い立地で、西日本の物流にも対応しやすいと判断したという。産業団地としては市内4番目の大きさとなるようで、入居区画は30程度になる見込み。調査費1億7000万円を21年度予算案に計上することとなっている。
ゴルフ場業界の売上がピーク時から半減した背景などから、産業団地への転用が検討された形だという。

産業団地の開発を担当する市新都市事業部内陸臨海計画課では「転用が確定したわけではない」と説明しているが、調査費を計上する段階にあることは確認できた。
神戸市は阪神大震災当時、神戸国際CCの冠で3コースの公営パブリックを運営していたが、そのうち被害にあった神戸国際カントリー倶楽部舞子ゴルフ場(18ホール、神戸市垂水区)は住宅地転用のため1996年末で閉鎖していた。
その後、残り2コースは民間に運営委託することとなり、2007年4月から㈱チュウブ(鳥取県東伯郡琴浦町)が選定され、その後、運営事業者の再募集に応募するなどでチュウブが西神戸ゴルフ場と、北神戸ゴルフ場(27ホール、神戸市北区)の運営を継続している。

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※「ゴルフ特信」第6617号より一部抜粋

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