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2021.03.13
2021/3/13 楽天GORAターフマネジメントサービスを提供開始

楽天㈱(三木谷浩史代表取締役会長兼社長、東京都世田谷区)は、運営するゴルフ場予約サイト「楽天GORA」の事業で、ゴルフコース管理のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する「楽天GORAターフマネジメントサービス」を開発した。1月18日から第一段階として、同サービスのうち「施肥管理システム」と「病害予測システム」を国内ゴルフ場向けに提供を開始している。
同サービスは、コース管理の費用やメンテナンス、記録管理の方法などに課題を持つゴルフ場経営者に向け、ITを用いたソリューションを提供する。

「施肥管理システム」では、平均気温や日照時間などの気象データから芝の成長速度を予測し、土壌中の栄養素の過不足を自動で算出することが可能。従来コース管理者が時間をかけて検討、算出していた肥料や薬剤の散布時期・散布量について簡単に把握・管理できるとともに、過剰な肥料散布も避けられるためコスト削減を図れる。
また、「病害予測システム」は、気温と湿度をもとに、芝の枯れを引き起こすピシウム病や炭疽病といった5つの主要な病害の発生可能性を予測でき、病害リスクの回避に役立つ。さらに、肥料や薬剤の仕入れ価格を事前入力しておくことで、肥料や薬剤の年間散布計画の作成時に年間予算が自動的に計算され、グラフとして閲覧もできる。肥料散布や病害の実績データも登録することで、より詳細かつ効率性の高い予実管理が可能となっている。

両システムは、芝草研究者として知られ、Asian Turfgrass Center Co., Ltd.(タイ・バンコク)のマイカ・ウッズ代表取締役が監修している。
同サービスは、ネット環境が整っていれば導入できる。スマートフォンから閲覧操作も可能という。費用(税別)は月額1万5000円、年間契約の場合月額1万2000円だが、今年末までは月額9000円となっている。なお、同サービスでは今後、労務管理や危機管理などの業務管理機能も追加する予定だ。

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※「ゴルフ特信」第6609号より一部抜粋

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