一季出版株式会社

2021.03.14
2021/3/14 2019年ゴルフ場の女性来場者比率は11・6%

日本ゴルフ場支配人会連合会(東京都台東区)は、ゴルフ活性化への実態調査をまとめた。
ゴルフ団体が掲げた女性のゴルフ振興策として、同連合会は女性ゴルファーの来場者調査を行っており、昨年11月の集計では静岡県を除く46都道府県の1487ゴルフ場の集計で総来場者数6292万7361人で、そのうち女性来場者数は732万1523人、総来場者数に占める女性来場者数の割合は11・6%となった。
最も女性来場者比率が高かったのは長野県で15・5%、以下、群馬県14・9%、千葉県14・0%などと僅差が続き、27都道府県が10%を超えた。最も低かったのは岩手県の7・8%で、19県が10%未満となった。東高西低の傾向があるようだが、同じ東日本の長野県と岩手県は7・7ポイントの差であった。

支配人会連合会は平成28年4月の集計で平成27年の来場者調査を行っており、その際は44都道府県、1468ゴルフ場で総来場者数6113万138人、うち女性来場者数は649万5994人で、女性来場者比率は10・6%であった。このため4年間で1ポイント女性来場者比率が上昇した。
平成27年に最も女性来場者比率が高かったのは群馬県14・4%、長野県14・2%、以下、山梨県と愛知県12・5%などで、千葉県は11・7%だった。21都道府県が10%を超えた。最も低かったのは山口県の5・7%だった。群馬県と山口県の差は8・7ポイントであった。

この2回の調査からすると、今回は全体的に底上げされており、前回5・7%だった山口県も今回は8・8%まで伸びている。
支配人会連合会では、ティーグラウンドの増設やアメニティグッズの充実、清潔感重視の姿勢で女性来場者の拡大に取り組んできたところで、目標とした20%にはまだ遠いが、施策の効果は出ていると言えよう。特にコロナ禍では高齢者が減少したという報告があったものの、若者や女性が増えているとの声も少なくなく、来場者数全体は増えていないが、女性の比率は多少さらに増えた可能性がありそうだ。
また災害時にゴルフ場施設を避難場所指定とした協定状況も調べており、今回は46都道府県の1487ゴルフ場で33・7%にあたる501コースが指定済、準備中が11・6%にあたる173コースとなった。

前回は1468ゴルフ場調査で指定済が21・7%にあたる318コース、準備中が18・5%にあたる272コースだった。指定済が約12ポイント上昇し、準備中のコースの多くが前回以降に指定済みとなったことになる。このため今回準備中のコースはいずれ指定を受けることとなりそうで、近いうちに避難場所指定は4割を超えることとなりそうだ。
スポーツ庁がゴルフ場利用税廃止運動に関して、昨年から「ゴルフ場利用税の在り方の見直し」として税制改正を要望したところで、ゴルフ場が取り組む地域貢献活動の調査結果として、支配人会連合会としてスポーツ庁に資料を提出する方針。地域への社会貢献例や地域活動に対するゴルフ場の開放例もアンケートで集めており、ジュニア育成のためのコース開放の他、子供や生徒へのゴルフ以外のスポーツや文化活動へのコース開放など、様々な事例を挙げている。

さらにゴルフ界が取り組む廃プラについても今回調査しており、グリーンフォークで38・6%、ストローで37・6%、ビニール袋で36・3%、以下、髭剃り32・3%、鉛筆28・1%、ボールマーカー27・9%まで、調査ゴルフ場の3分の1以上が何らかの取り組みを行っている。これは個別ゴルフ場で取り組んでいる数字で、都道府県単位で取り組んでいるのは18道府県であった。兵庫県では調査109ゴルフ場とも取り組んでおり、ビニール袋など上記6品目とも全ゴルフ場で実施している。岐阜県も調査42ゴルフ場で6品目実施している。

ちなみに前回はゴルフ活性化の実態調査として、USGAハンディキャップシステムの採用状況を調べており、1468ゴルフ場調査で採用は967コース、うち全てのメンバーに採用は387コース、一部競技会の参加資格を得るために必要なものに採用が590コースだった。またクラブ競技の実施は398クラブで、全てのメンバーに採用したコース数と差がなく、USGAハンディキャップシステムの浸透には時間がかかっている。

関連記事:ゴルフ振興~世界の本流は、女性と健康とプレー環境整備~

※「ゴルフ特信」第6610号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら