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2020.12.26
2020/12/26 来年のゴルフ新年会、1997年以来で初の中止に

ゴルフ関連15団体で構成する日本ゴルフサミット会議は9月23日に開いた2020年第2回日本ゴルフサミット会議の議事録を公開し、毎年1月に開いていた「ゴルフ新年会」については「新型コロナウイルス感染リスク」を勘案し、開催を中止することを明らかにした。
第2回の決議事項は、①2019年度日本ゴルフサミット会議及び2020年ゴルフ新年会の収支決算報告、②「2021年度ゴルフ新年会」(開催予定日=2021年1月18日)の開催について、③「新型コロナウイルス感染症対策 啓発活動用ポスター」について。

①は収支決算書に基づき報告し、両決算報告は承認された。②のゴルフ新年会は「新型コロナウイルス感染リスク」を勘案し、開催を中止する。なお、次年度の「2021年度日本ゴルフサミット会議活動方針」については、次回会議(リモート会議として原則開催する方針という)で審議決定し、発信するとしている。
③のポスターの「目的」は、〝ゴルフ界の「新型コロナウイルス感染防止」に取り組む姿勢をアピールすることにより、感染防止の実効性を高めるとともに、ゴルフに対する負のイメージを払拭する〟と定めた。同ポスターは石川遼・渋野日向子両プロの〝熱意と厚意により実現できたポスター〟のため「肖像権及び知的財産権の保護」を最大限に諮る。印刷物として郵送(補助的にサミット会議ホームページから入手要件(氏名、アドレス、使用上の注意事項承諾)を登録した後にデータ入手可能とする。「ゴルフ界も廃プラ削減に取り組もう!」ポスターも同梱)する。キャッチコピーは、「ゴルフは、ポストコロナにおいて安全で精神的・肉体的に極めて有益なスポーツである」等を訴えられるものに変更するとした。またポスター作製費やコロナ感染防止ガイドラインに即したトーナメントにおける対策費は「スポーツ事業継続支援補助金」の申請が可能で補助要件適合の団体が補助金申請する方針とした。

また【報告事項】として、①〝「日本ゴルフ関連団体協議会」(ゴ連協)解散によるサミット会議事務局業務等について〟を報告し〝7月31日付けで「ゴ連協」が解散したため、自民党、超党派ゴルフ振興議員連盟との窓口は、当面の間、JGAが残余活動資金とともに引き継ぐ。日本ゴルフサミット会議事務局を本年度中はNGKで代行する、次年度以降の事務局委託先については、年内に決定する〟と定めた。ちなみにゴ連協は1991年に設立され、主に自民党や議員への陳情、業界団体間の事務局を担当した。
②〝「ゴルフ場利用税」及び「国家公務員倫理規程」に関する事項(JGA)〟は、〝「ゴルフ場利用税」に関しては、全廃との旗印はそのままで、中長期的計画を立案する〟、〝「国家公務員倫理規程」について、国務大臣・人事院倫理審査委員会に陳情し、廃止を目指す〟とした。JGAはスポーツ団体とともに担当大臣へ9月16日に要望書を手渡している。

③〝「新型コロナウイルス感染症」対策等について〟では、業界別「新型コロナウイルス感染防止ガイドライン」及び「適合宣言」についてや、第1弾「新型コロナウイルス感染症対策 啓発活動用ポスター」(6月11日に発信)、コロナウイルスに関係する各団体からの報告があったという。
また「女性ゴルファー創造プロジェクト」はPGAからの中間報告で、11団体が参画するタスクフォースの審議状況について、議事録が配布されたとしている。

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※「ゴルフ特信」第6574号より一部抜粋

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