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2020.12.15
2020/12/15 ゴルフ参加率・人口、60代と70代の男性が人口比で並ぶ

「レジャー白書2020」(公益財団法人・日本生産性本部の余暇創研、定価=7000円+税)が9月30日に発行され、ゴルフ(コース)やゴルフ(練習場)での男女年代別参加率や構成比が明らかになった。2019年1年間でゴルフ場でプレーした人は前年比0・9ポイント減の5・8%で、「ゴルフ人口」も前年比90万人減の580万人となった。ゴルフ練習場は参加率が前年から1・1ポイント低下し5・5%となり、ゴルフ練習場人口は110万人減の550万人であった。
こうした低調な結果が出たことから、男女年代別でも、各世代で減少が目立った。

コース参加率で最も高いのは、男性(男性全体で9・8%)の中でやはり70代の16・8%だが前年より2・5ポイント減、次の60代も0・8P減の15・4%、50代も0・5P減の12・6%となった。さらに40代は4・0P減の6・1%と大きく減少、30代は0・5P減の5・1%となったが、20代だけは1・3P増の4・4%と盛り返した。10代は数値が消えて2・0P減少となった。
また男性はゴルフ練習場でも70代の16・1%(2・3P減少)、60代13・1%(0・2P増)、50代10・9%(2・9P減)など60代以外は前年比減少となった。

一方女性は、コース参加率では70代が前年比1・1P増の4・9%でトップとなり年代別で唯一増加、以下60代が2・9%(0・3P減)、前年に大きく伸びた50代は反動で3・2Pもの減少で1・4%にとどまった。その他の世代も30代1・2%(1・4P減)、40代0・9%(0・1P減)で、20代は数値が消えて1・5P減少となった。ゴルフ練習場でも70代が3・6%(0・2P減)でトップ、30代2・4%(1・5P減)、60代2・3%(0・2P減)で、40代も2・2%だったが前年比では0・2P唯一増加した。
これで男女ゴルファーの構成比は、コースが男性83・5%(3・3P増)、女性16・5%(3・3P減)、ゴルフ練習場は男性79・1%(0・9P増)、女性20・9%(0・9P減)と女性比率が伸び悩んだ。
団塊の世代が70歳以上となったことからより70代の割合が増えることも予想されたが、その70代も頭打ちになってきた。ただ男性は健康志向の高まりから60代が堅調でゴルフ人口の人口構成比は男性70代とともに22・3%で並んだ。

2019年は参加率が低くなったゴルフだが、ゴルフ場の売上は前年比3・3%増加の8820億円となり、2008年から長らく続いた減少に歯止めがかかったことをレジャー白書でも報じている。ゴルフ練習場の市場規模は1250億円で0・8%増であった。
2020年は新型コロナの感染拡大でゴルフ業界も打撃を受けたが、コロナ禍では若者のゴルフ行動が増えているデータがあり、主力の60代や70代のゴルフ参加も戻りつつあり、withコロナに強いゴルフが、ポストコロナでも勢いを見せられるのか、注目されるところだ。

なお、日本生産性本部では10月8日にウェブセミナーを行い、「レジャー白書2020」の特徴を桜美林大学の山口有次教授(ビジネスマネジメント学群)が説明した。スポーツ分野で市場規模の大きいゴルフは長らく低迷していたが、増加したことを報告し、新しい動きとして日本発世界初というゴルフトライアスロンに注目していると言及した。2020年3月以降、新型コロナウイルスの影響で一変したレジャー産業だが、前年まで上昇していたデジタル関連やフィットネス、キャンプなどがwithコロナで「安、近、単」の三密を避ける需要としても伸びていることなどを解説した。

関連記事:2019/9/6 ゴルフ参加率、40~50代中心に次世代の伸び目立つ

※「ゴルフ特信」第6570号より一部抜粋

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