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2020.06.30
2020/6/30 ゴルフコース参加率、4年連続で70代が最多に

スポーツ庁は先ごろ、令和元年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」の調査結果全容を発表した。同世論調査は、民間委託により令和元年11月22日から12月13日にかけて18~79歳の男女を対象にインターネット調査(人口動態に合わせた比率で回答数2万件)で行った。
速報では週1日以上運動・スポーツする成人の割合は53・6%(30年度55・1%)。男性40代、50代、女性60代では、前年度を上回っている一方、20代を中心に各年代で低下していた。また「ゴルフ(コースでのラウンド)」の過去1年間の参加率は全体7・1%(男性12・5%、女性1・8%)で、前年(全体7・4%)に比べ、全体で0・3ポイント、男性で0・2P、女性で0・3Pのダウンであった。
今回、性・年代別の結果が明らかになったので見ていくと「ゴルフ(コースでのラウンド)」の参加率が高いのがやはり70代で10・4%とスポーツ庁に世論調査が移って以来、平成28年度から4年連続でのトップとなった。前年との比較では0・9Pの大きなダウンで、前年同様の9・3%だった60代との差が縮まり、60代が迫ってきている。
前年からの伸び率でみると、増加は18~19歳の0・2Pアップだけで、60代と50代が前年同様だった以外はマイナスだった。70代がトップだったことで年齢が高いほど参加率が高い構図が4年連続で続いている。

〝初めて〟ないし〝久々〟にゴルフをしたのは全体で2・0%となり、前年より0・6P増えた。ポイントではわずかな増加だが、増加率では40%以上となる。また参加希望率が0・1P増えて4・1%となった。内訳では女性が0・3P増の2・2Pとなり、押し上げた形だ。
参加希望率は上がった女性だが、参加率は1・8%と2%を割り込んでおり、特に女性40代は参加率が1・1%と少なく前年よりも0・9P落ち込んだ。

ゴルフは健康志向の高まりの他、昨年は〝しぶ子フィーバー〟に象徴される女子プロの活躍、タイガー・ウッズの復活でプロのトーナメントが注目された年にあたり、年代別でみると高齢者を中心に大きく伸びたことがわかった。特に男性は60代で46%、70代に到っては53・4%と過半数を超える人気となっており、いかに昨年はゴルフが高齢者を魅了したかがわかる。
他にコース参加率を都市規模で見ると、政令指定都市が8・4%で最も高く町村が5・1%で最も低いが、これら上下の2分類のみ増加した。世帯年収は概ね多いほどゴルフ参加率が高く、1200万円以上を除き、700万円以上で前年を上回っている。
ゴルフは大衆スポーツとなったといわれ、300万円~500万円の世帯も全平均に近いゴルフ参加率を示しているが、やはり、高齢で収入の多い高学歴の男性に愛好者が多いわかりやすいターゲットはゴルフだけで、これは高収入・高齢の世代ほど健康志向の高まりもあって、より熱中度が高まっているようだ。
若い世代に注目を浴びるには、今のゴルフにない要素を取り入れる必要があるのかも知れない。

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※「ゴルフ特信」第6511号より一部抜粋

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