一季出版株式会社

2018.08.15
2018/8/15  ゴルフ参加率、70代以上が参加率トップ、構成比は60代

「レジャー白書2018」(公益財団法人・日本生産性本部の余暇創研、定価=7000円+税)が発行され、ゴルフ(コース)やゴルフ(練習場)での男女年代別参加率や構成比が明らかになった。
 男女年代別のコース参加率で最も高いのは男性(男性全体で11・2%)の中で70代の22・8%、次が60代の19・5%で、以下50代13・3%、40代6・9%、30代5・6%と続き、20代4・4%、10代1・0%となった。
 28年との比較では男性で前年に大幅減となっていた50代が4・8P増の13・3%、60代が6・6P増の19・5%と調整回復した一方で30代が3・0P減の5・6%、40代が1・4P減の6・9%と次を担う世代が伸び悩んだ。25年から参加率でトップを続けている70代は0・6P増、ゴルフ業界団体が活性化策に力を入れていた20代は1・5P増であった。

また女性のコース参加率は2・2%で28年の1・5%を0・7P上回り回復した。女性の年代別コース参加率では、70代の5・6%が最も高く5%を超えたのは25年70代の5・4%以来。次に60代3・4%、50代2・4%、30代1・3%は回復も、40代は0・6P減の0・7%、20代は1・0P減の0・5%、10代に至っては3・0P減で参加率が表示されないデータとなっている。

サンプル数が少ないだけに、年によりバラつきが出るようだが、いずれにしても最近のレジャー、スポーツ調査でも明らかになっているのは男女とも70代以上や60代の〝元気〟さと次世代、若者の参加率の低さだ。
 加えて、今回の結果を見ると女性は70代で人口構成比の伸びがまだあるが、男性の場合は70代より60代の伸びの方が高くなっており、団塊の世代が70代に突入し、非課税となったことで参加率や人口構成比が高まることも予想されたが、意外な結果ともなった。
※「ゴルフ特信」第6267号より一部抜粋

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