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2020.05.12
2020/5/12 ゴルフをする理由は、運動、スポーツ自体が好きだから

楽天インサイト㈱(渡邉秀文代表取締役社長、東京都世田谷区)は13日、「スポーツに関する調査」の結果を発表した。
同調査は2017年9月以来の実施で、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20~69歳の男女1000人を対象に2月7~8日の2日間行ったもの。
調査結果によると、まず〝定期的な運動またはスポーツをしますか〟の設問に対し1000人全てが回答しているが、「全くしない」(41・9%)や「1カ月に1回未満」(9・1%)との回答で約半数にのぼった。一方「毎日」と回答した人は8・6%と1割にも届いていない。
毎日を含め1カ月に1回以上運動またはスポーツをする人に、〝定期的に運動またはスポーツする理由〟(回答=490人、複数回答)について聞くと、「健康維持」(86・7%)、「体力維持」(63・5%)、「ダイエット」(47・8%)が上位となった。これを性年代別にみると、「健康維持」は男性、女性とも60代、「ダイエット」は男性30代と女性20代が、他年代に比べ回答が高かった。

回答者のプロフィールを踏まえた上で、定期的にしている運動またはスポーツに関してみていくと、運動またはスポーツのうち「ゴルフ/パターゴルフ」を定期的にしている人は全体(490人)の11・8%で、ウォーキング38・6%、筋力トレーニング30・8%などに続き5番目だった。〝ゴルフをする理由〟については、「運動またはスポーツ自体が好きだから」が17・6%と最も高く、次いで「ストレス発散」16・1%、「体力維持」12・5%と続き、健康維持やダイエットを上回っている。
〝運動またはスポーツにかける1カ月あたりの平均予算〟(単一回答)は全体が6683円となったが、〝理由別〟では「ストレス発散」1万6145円、「運動またはスポーツ自体が好きだから」1万1781円などと続き、〝スポーツ別〟では「ゴルフ/パターゴルフ」が1万9336円で断トツだった。ゴルフに使ったお金がプレー料金だけなのか、交通費なども含めているのかは不明だが、いずれにしても他のスポーツに比べ平均予算が大きく違っている。

同調査は、ゴルファーを対象としたものではないため、ゴルフをする人の比率は低い。しかし、ゴルフをすると回答した人たちのゴルフへの、理由や金額面からみても熱心さが伝わってくる内容となっている。
その他の調査結果では、〝子どもが定期的にしているスポーツ〟(1位は男の子=サッカー30・6%、女の子=水泳26・0%)、〝子どもにさせたいスポーツ〟(同水泳26・5%、水泳24・7%)に「ゴルフ」はいずれも上位10位から漏れている。〝テレビ/パブリックビューイングで今まで観戦したことのあるスポーツ、今後観戦したいスポーツ〟では、野球やサッカーが人気で、国内でワールドカップが開催されたラグビーも上位にランクインしているが、ゴルフはトップ10圏外だった。〝2020年に最も応援したいスポーツ選手〟では、フィギュアスケートの羽生結弦選手が14・4%で2位の大谷翔平選手6・3%との差を大きく開けトップとなり、昨年ゴルフ界で話題をさらった渋野日向子選手は5位に付けて女性選手でトップだった(女性選手2位は大坂なおみ選手)。なお、男子ゴルフの石川遼選手と松山英樹選手は揃って15位タイだった。

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※「ゴルフ特信」第6492号より一部抜粋

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