一季出版株式会社

2019.10.12
2019/10/12 7月動態統計、売上高4・8%増、利用者数7・4%増

経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の令和元年7月の速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は87万5048人で、前年同月比7・4%の増加、売上高は83億92百万円で前年同月比4・8%の増加となった。増減だけでみると順調そうだが、昨年7月は豪雨と猛暑の影響で利用者数で16・7%の減少、売上高も16・8%の減少であっただけに戻りが鈍い印象だ。

7月の内訳をみると、利用料金収入は平日で13・1%増、土・日祝日は0・9%減と、今年の7月は土・日祝日の日数が前年より1日少なかったこともあり、全体の回復が鈍かった。曜日別での利用者数は、平日で会員19・5%増、非会員11・2%増、土・日祝日は会員1・4%減、非会員1・5%増となった。食堂・売店(直営)は3・5%増、キャディフィは1・8%増となっている。
7月の18ホール換算(営業ホール数は前年同期比0・4%減)は、利用者数8・0%増、売上高5・5%増。客単価(1人当たり利用額)は9590円となり、前年同月に比べ230円、2・3%ダウンとなった。
今年上半期累計は、1月と2月がともに大きく伸びた関係で1~3月が利用者数10・1%増、売上高8・0%増、4~6月は利用者数0・5%増、売上高1・3%減と伸び悩んだが、1月から7月のトータルでは利用者数4・4%増、売上高2・4%増と好調さを保った。
またゴルフ練習場の7月は利用者数が土・日祝日に1・2%の減少だったが全体では11・6%の大幅増で、売上高も10・9%増加し、前年同月からは大方回復した。7月で利用者数は3カ月連続増加、売上高は2カ月連続増加となった。

他のサービス産業では、好調が続く遊園地・テーマパークが1・4%増だったが、屋内型はボウリング場0・1%減、パチンコホールは4・0%減とやや奮わなかった。

関連記事:2019/9/4 上半期動態統計、売上高1・8%増、利用者3・8%増

※「ゴルフ特信」第6417号より一部抜粋

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