一季出版株式会社

2019.01.24
2019/1/24 プラスチック製ストロー、ゴルフ場でも使用やめる動き

プラスチックごみの海洋汚染が問題化されており、プラスチック製ストローの使用をやめる動きがホテルやゴルフ場で広まってきた。
山梨県では12月26日、県とやまなし森の紙推進協議会、山梨県ゴルフ場支配人会、ローソンの4者で紙ストローの事業化に向けたモニタリングを行うための協定を締んだ。県産木材を使った紙ストローの事業化に向け、消費者の意向を調査する協定で、12月末から県内の38ゴルフ場と甲府市内にあるローソンの23店舗で3万本の紙ストローを提供し、客がプラスチック製とどちらを選ぶかや、感触についてアンケートを取り、品質向上や事業化に生かす目的という。

また、プリンスホテルは同じ12月26日、今年1月より順次国内43ホテルや国内スキー場、ゴルフ場の直営レストランや宴会場などで、使い捨てプラスチックストローの使用を廃止すると発表し、要望があれば紙製のストローを提供する方針という。

ホテルやゴルフ場運営の富士屋ホテル(神奈川県箱根町)は昨年11月21日にプラスチック製ストローの使用をやめ、大気中や水中で微生物の働きによって分解するという生分解性ストローを採用した。
茨木CC(大阪)でも昨年12月に地球環境保全のため、飲み物に提供しているプラスチック製ストローの使用を廃止し、1月2日より「生分解性ストロー」に変更すると表明した。
プラスチックから紙のストローへの動きは、昨年7月に米コーヒーチェーン大手の「スターバックス」がプラスチック製の使い捨てストローを2020年までに世界中の店舗から全廃すると発表したことから広まったとされる。
※「ゴルフ特信」第6323号より一部抜粋

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