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2019.01.19
2019/1/19 OGMは新会社の日本ゴルフマネジメント㈱に承継

 オリックス㈱(井上亮社長、東京都港区)は100%子会社のオリックス・ゴルフ・マネジメント㈱(OGM、谷本護社長、東京都港区、2004年11月設立)をMBKパートナーズに譲渡するにあたって、昨年12月下旬設立の新会社・日本ゴルフマネジメント㈱にOGMの事業を承継させた上で、新会社の全株式をMBKパートナーズグループの㈱MBKP Golf Management(加笠研一郎代表)に3月1日付けで譲渡すると発表した。
 各ゴルフ場の支配人を含めた従業員もすべて新会社に異動し、引き続きこれまでと同様のゴルフ場運営を行う予定としている。
 
 オリックスでは、OGMに関して国内で業界3位となる全国39カ所のゴルフ場と2カ所のゴルフ練習場を運営しており、カジュアルから接待利用などのシーンまで多種多様なバリュエーションが揃っていることが特徴で、年間を通して安定した稼働実績を有していると評価している。
 またMBKパートナーズに関しては、日本をはじめとする東アジア地域を拠点に活動するプライベート・エクイティ・ファームで、日本においてもコンシューマー向け事業への成長投資を手掛けた豊富な実績があり、こうした成長投資の一環として㈱アコーディア・ゴルフを保有している。そのアコーディアは全国135カ所のゴルフ場と27カ所のゴルフ練習場を運営していて、約330万人のポイントカード会員を有する業界トップクラスの総合力を生かした運営に加え、アプリでのモバイルチェックインなど、ITを活用したサービスが特徴と紹介している。
 
その上で、昨今の業界の環境変化を踏まえ今後も顧客サービスのさらなる向上を図り、安定した事業基盤を確保していく目的で今回の事業譲渡を行うと説明している。また両社合わせて国内最大のゴルフ場運営会社としてのスケールメリットを最大限活用し、ともに成長していくことが最良であると判断したと事業譲渡の理由をまとめている。
 今後のゴルフ場運営については、MBKパートナーズがOGMの築き上げてきた運営力と顧客基盤を高く評価し、新会社においても従来の運営方針を維持しつつ、ゴルフ事業の競争力を高めていくと紹介。会員や取引先との各種契約はこれまで通り新会社に引き継がれると案内している。
 OGMの略称はゴルフ場名にも使用されていることから、新会社の略称も気になるところだが、ブランド名に使用されるのかどうかの発表はまだされていない。
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※「ゴルフ特信」第6322号より一部抜粋

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