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2026.10.07
2026/10/7 ㈱飯能ゴルフ倶楽部、第68期は営業損失が拡大

飯能ゴルフクラブ(18ホール、埼玉県飯能市)を経営する㈱飯能ゴルフ倶楽部(椎名弘美代表取締役社長)は、第68期(2025年4月1日~2026年3月31日)の有価証券報告書を関東財務局に提出した。
キャディフィ改定などにより売上高は前期比1・7%増の6億9115万円を確保したが、物価高騰と人件費増により販売費及び一般管理費が前期比3596万円増の8億9274万円に膨らみ、営業損失は前期比13・4%増の2億2038万円と損失幅が拡大した。名義書換料など営業外収益も入会金収入の減少(前期比1550万円減)を主因に前期比809万円減の1億8943万円にとどまり、経常損失は3094万円(前期は278万円の経常利益)と黒字から赤字に転落した。さらに減損損失等556万円を特別損失として計上した結果、当期純損失は3694万円(前期は80万円の当期純利益)となった。
来場者数は前期比539名減の3万5103名(1日平均113名)。会員が2万2116名(前期比1080名減)と大きく落ち込んだ一方、ゲストは1万2987名(同541名増)とやや回復した。営業日数は荒天・積雪によるクローズ3日を含む309日(前期比1日増)。来場者減少の背景には猛暑の激化・長期化と夏季の少雨に加え、ゴルフ人口の構造的な減少と会員の高齢化による来場回数の減少といった業界共通の課題が重なっている。

コース管理ではベントグリーンとバミューダグリーンのツーグリーン運用を継続しつつ、夏季の芝枯れ対策としてこまめな散水やティフトン芝の侵入対策に新たな労力を要している。整備要員の雇用確保が年々困難になる中、機械化と業務効率化により持続的なコース管理体制の確立を目指す方針だ。猛暑対策はWBGT値によるプレー制限、キャディ用立ち乗りカートの導入、熱中症対策ウォッチの活用、夏季間の営業時間前倒しなどを実施した。なお、コース敷地の東西・南北に公道が走るという構造的な制約から、5人乗り乗用カートの導入対応は難しい状況にある。
設備の老朽化も重要課題として浮上した。開場66年が経過した6番・7番の防球ネットは詳細調査の結果、多数の支柱に劣化の進行が確認され、早期交換が必要と判明した。交換には高額費用を伴うため、将来のコース改修による防球リスク軽減とのバランスを含めた検討を進めている。キャディハウスについては、全面建て替えではなく機能性・快適性の向上と安全補強を基本方針としたリノベーションを検討する。このほか8番ティーイングエリア横の水路護岸工事、新規井戸掘削、老朽化が進むコース管理棟への対応なども近い将来に必要になるとし、現有資金での対応力を超える可能性があることから、長期的な経営安定化の観点からの検討が不可欠としている。
財政状態は、総資産が前期比3426万円減の34億7683万円。投資有価証券が1億9684万円増加した一方、現金・預金が1億2102万円減少した。純資産は前期比3361万円減の11億5015万円となった。

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「ゴルフ特信」第7394号より一部抜粋

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