2026.02.14
2026/2/13 景気ウォッチャー10月、現状、先行きともDI40台回復
内閣府は11月11日、『景気ウォッチャー調査』の令和7年10月調査結果を公表した。DI値は前月より上昇し現状、先行きいずれも40台に回復しており、2人のウォッチャーの良判断がDI値を押し上げた形だ。
北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ場関係者は6地域(9月6地域)計12人(13人)となっており、最高評価の〝良くなっている〟は2人(0人)、〝やや良くなっている〟は0人(2人)、〝変わらない〟は3人(4人)、〝やや悪くなっている〟は6人(5人)、〝悪くなっている〟は1人(2人)。現状判断DIを独自に算出すると令和7年10月は41・7で前月の36・5に比べ5・2ポイント(以下、P)上昇した。3カ月連続で上昇し、今年5月以来のDI値40台となった。
10月は秋のゴルフシーズンであり、猛暑厳しい夏にプレーを控えていた客の反動増に期待がかかるところで、「今月は天候が良く、3か月前と比較すると来場者数は105%と増加している」(南関東地域、経営者、良くなっている)、「急に暑さが和らぎ、コンペ客以外の来場が増えている」(九州地域、営業、良くなっている)と好調の声が聞こえた。しかし、そうした声は少数で、来場者状況を判断理由に挙げた他のウォッチャーをみると、「中旬頃まで暑い日が続き、予約が伸び悩んでしまった。中旬以降は気温は落ち着いたものの、降雨等、天候に左右されている」(北関東地域、従業員、やや悪くなっている)、「急激な気温低下や天候不良が多く、思うように来場者が増えてこない」(南関東地域、従業員、やや悪くなっている)、「過去3か月を前年と比較すると来店客が減少傾向である」(九州地域、従業員、やや悪くなっている)と、来場者状況が芳しくなかったようだ。また、「以前はプレー代は上げられなくても、食事代で客単価を上げることができていたが、最近は、食事も費用が掛からないものを選ぶ客が増えている」(甲信越地域、副支配人、やや悪くなっている)、「価格に対する客の反応がシビアである」(東海地域、経営者、やや悪くなっている)といった事情から、景気の悪さを感じているウォッチャーもいた。
一方、『先行き判断』は7地域(9月7地域)計15人(11人)のウォッチャーが回答しており、〝良くなる〟との判断は2人(0人)、〝やや良くなる〟は0人(1人)、〝変わらない〟は6人(5人)、〝やや悪くなる〟は6人(4人)、〝悪くなる〟は1人(1人)となった。令和7年10月の先行きDIは43・3で、前月に比べ4・8P上昇した。今年8月に前月比17・3P上昇の53・8と標準DIに回復し翌9月に38・5と急下降したが、10月は再び持ち直している。
10月になると、年末年始の予約が先行き判断を左右する要因となってくるが、「一定の予約は入っているものの、勢いには欠けるため、今後はやや悪くなると予想される」(近畿地域、支配人、やや悪くなる)などと、予約状況が思わしくない声がある一方、九州地域のウォッチャー(従業員)のみが「韓国からの予約が過去最高であった前年より予約が多いペースで進んでいる」として〝良くなる〟と判断している。〝良くなる〟と判断したもう1人のウォッチャーは甲信越地域の経営者で、判断理由は10月に就任した高市早苗新総理の「積極財政政策に期待している」というものだった。高市政権を挙げるウォッチャーは他に2人いたものの、期待より進展を見守る姿勢をみせている。
なお、業種全般の令和7年10月DI(原数値)は、現状48・5で1・9P上昇(6カ月連続上昇)、先行き52・1で3・9P上昇(2カ月連続上昇)となっている。先行きは令和6年2月以来の標準DIの50超えとなっており、ゴルフ場以外の業種でも高市政権への期待が反映され、良判断の比率が高まっているとみられる。
