2026.01.12
2026/1/12 令和6年度ゴルフ場排出水質調査、水濁指針値超過2件検出
環境省はゴルフ場で使用される農薬について、令和6年度に都道府県等が実施したゴルフ場排出水等の水質調査の結果を取りまとめ、先ごろ公表した。
今回は47都道府県の延べ2095カ所(前年度1730カ所)のゴルフ場を対象に延べ3万5012検体(3万6244検体)、うち排水口検体数1万310検体を調査した結果を集計した。ゴルフ場排出水の農薬濃度の指針値のうち、水濁指針値を超過した事例が2件(平成15年以降ゼロが続き22年振りの超過)、水産指針値を超過した事例が7検体(前年は7検体)あったという。水濁指針値を超過した2件は農薬名がチウラム(チラム)とトリクロピルの各1件。水産指針値ではクロロタロニル又はTPN1件、ピロキサスルホン4件、クロチアニジン1件、チウラム(チラム)1件。県別では水濁指針値超過は岐阜県と広島県の各1件、水産指針値超過は茨城県3件、広島県2件、福島、神奈川各1件。超過不明検体数は79件あり、都道府県別では新潟29件、栃木、熊本各10件、鹿児島9件、茨城8件、福岡7件など。
この結果を受け、環境省では「都道府県に対して排水口調査の結果、水濁指針値及び水産指針値を超過した事例が認められたことについて、指導指針に基づき、ゴルフ場関係者への農薬の使用に関する注意喚起を改めて実施するよう求めることとします。また複数の剤で分析の定量下限値が指針値を上回っており、指針値を超過しているかどうかが不明な事例が引き続き認められたことから、事例が認められた県に対して、定量下限値に留意して分析を行うよう改めて求めることとします」と指導を改めている。
