2025.09.27
2025/9/27 5月全国プレー料金指数、約16年振り最高値116・6
総務省統計局が発表した令和7年5月の全国消費者物価指数(2020年基準、CPI)は111・4ポイント(以下P、生鮮食品を除く総合指数)で前年同月比3・7%上昇(4月は3・5%上昇)し、21年4月以降50カ月連続の上昇となった。うるち米101・0%増、コーヒー豆28・2%増、おにぎり19・2%増、一方で高等学校授業料94・1%減、キャベツ39・2%減など。エネルギー関係は電気代11・3%増などで8・1%の上昇となった。
全国のゴルフプレー料金の令和7年5月全国指数は116・6Pで前年同月比1・8%上昇となり5カ月連続の上昇となった。この指数は2009年4月の116・8P以来(ちなみに同年5月は116・4P)となり、実に193カ月振り、ほぼ16年振りの最高値となった。東京都区部の5月ゴルフプレー料金指数は120・9Pで5・7%の大幅上昇となり、23カ月連続の上昇、この120・9の指数は昨年11月と12月も記録しているが1998年4~6月に記録した124・7P以来の実に26~27年振りの最高値となっている。
一方、小売物価統計による主要都市部の5月のゴルフプレー料金最高額は東京都区部の1万5742円(前年同月比5・7%増)で最安は福島市の1533円。上昇率は31・3%増(2916円→3828円)の宮崎市、下落率では22・1%減(8070円→6283円)の金沢市が目立つ。5月の集計46都市のプレー料金単純平均は5831円で、前年同月の46都市5805円より、26円、0・4%の上昇(2カ月振り上昇)となった。
小売物価統計は地区で消費の多いゴルフ場での価格が採用されることになるため、ゴルフプレーの単価を完全に反映しているわけではないが、消費者物価指数を見る限り、物価上昇分を上回る回復をみていることになり、需要減退を招かないか、懸念が出始める段階かも知れない。