パチンコホール運営大手の㈱マルハン（韓昌祐代表取締役会長）は、スタンダード市場に上場する建設会社・㈱イチケン（長谷川博之社長）の株式を取得することを目的にＴＯＢを表明し、５月21日から１株３５００円で買い受ける方針で、買付期間は６月24日まで。決済の開始日は７月１日。

買付予定数は所有割合７・73％にあたる56万８００株で、買付予定後の株式割合40％以上は買付けを行わない。買付代金は19億６２８０万円。株価は発表翌日の５月21日に一時３２４５円まで上昇も６月９日終値は３０７０円前後と弱含みで推移している。
イチケンの発表によると、㈱マルハンは１９５７年に京都府峰山町（現・京丹波市）での名曲喫茶で創業し、パチンコホールやボウリング場を拡大し、１９９９年に㈱マルハンに商号を変更。２０１４年に経営権を取得した太平洋クラブのゴルフ場運営（今年３月末現在の会員数約１万９５００人）も加え、海外金融業、それに今後注力する事業として宿泊施設運営・飲食事業（約５５０店舗）、ビルメンテナンス事業等を展開しているところ。老朽化しているホールの改装も行っているという。
これらの事業でイチケンの子会社等との仕事関係もあるとしている。

「ゴルフ特信」第７２３７号より一部抜粋