2025.08.07
2025/8/7 全国営業中ゴルフ場数、昨年比11件減の2110コース
全国営業中ゴルフ場は令和7年4月中旬調査で2110コースとなり、昨年同期に比べると11コース、率では0・52%の減少となった。
営業中ゴルフ場数は、平成16(2004)年の2356コースがピークとなっており、今年4月中旬時点との比較では246コース、10・4%減少している。平成20年以降18年連続で減少しており、営業中ゴルフ場の縮小は続く見込みだ。
営業中ゴルフ場を都道府県別にみると千葉県が155コース(前年同期比2コース減、以下同と省略)でトップ、2位兵庫県149コース(1コース減)、3位北海道141コース(1コース減)、4位栃木県116コース(2コース減)、5位茨城県113コース(同)などと続く。最少営業ゴルフ場数は島根県の7コース(同)となっている。
平成16(2004)年と比べて営業中ゴルフ場数が増加したのは1コース増の千葉県だけで、一方減少数では北海道35コース、福島県25コース、栃木県23コース、減少率では福島県41・7%減、島根県36・4%減、鳥取県28・6%減、岡山県27・8%減等となった。地域別では東北、北関東、北海道、中国地区が目立ち、東日本大震災を契機に急増したメガソーラーへの転用、需給が厳しい地域で多くなった。
また、令和7年4月中旬調査段階における暫定閉鎖ゴルフ場数は全国で47コースとなり、前年の51コースより4コース減少した。ただ、5年以上閉鎖や転用が決まったケースは暫定閉鎖から外して既設ゴルフ場数を減少しており、これら件数が令和6年末に15件あった。この1年間で新規に暫定閉鎖となったのは13件あり、うち1件は今年4月に再開場して暫定閉鎖からも外れた。
暫定閉鎖47コースの都道府県別内訳は、栃木県の7コースが最多で、北海道・長野県各5コース、群馬県、千葉県各4コース、山口県3コースと続いた。東西別でみると、東日本32コース(前年同期と同)、西日本15コース(4コース減)となった。
この1年間の新規閉鎖は栃木県が2コースで以下、北海道、秋田、千葉、静岡、大阪府、兵庫、広島、鳥取、島根、山口は各1コース、計11道府県で12あった。
令和6年能登半島地震の被災復旧のため閉鎖していたGC金沢L(石川)はこの4月に再オープン。リゾートトラストとのパートナーシップで、日本海のオーシャンビューを望める12階建ての会員制ホテルが建設され、うち1階にクラブハウス機能も入る予定。
閉鎖して半年間がまだ経過していないゴルフ場もいくつかあり、那須国際CC(栃木)はクラブハウスの建替えとコースの改修のため昨年12月に3年間程度の予定でコースを閉鎖した。レインボーヒルズCC(千葉)は今年1月5日をもって営業を終了した。
グランデージGC(奈良)は昨年9Hをクローズして改修工事を行っていたが、今年2月からは全面クローズして改修工事に移行した。会員には預託金を返還して会員組織を解散するとしており、千葉県でもあった高級路線への経営変更とみられる。
新潟サンライズGコース(新潟)は今年3月末で営業を終了。バイオマス発電所等に利用する計画。再生可能エネルギー関連では、やくらいサイズGC(宮城)が注目されたが、今年は5月中旬のオープン予定。
なお、例年行っている全国建設中ゴルフ場調査では、沖縄の石垣島でユニマットプレシャスが進めている(仮称)石垣リゾート&コミュニティ計画は貴重な動植物の保護の関係から調査が長引いていて進展がみられない。このほか、建設中ゴルフ場19カ所、認可済み未着工計画20カ所にも動きがなかった。
一方、既設ゴルフ場はコロナ禍を経て集客が向上したこと、将来を見据えた改修・修繕の動きが活発となってきた。
コース改造目的で暫定閉鎖するケースは、前出の那須国際CCやグランデージGCがあり、全面閉鎖でなくとも表に上げたように大会に向けて改造を行ったゴルフ場がザ・クラシックGC(福岡)やチェリーヒルズGC(兵庫)だ。
チェリーヒルズGCは信和ゴルフのHPでも各ホールの改修内容を詳しく解説。ロバート・トレント・ジョーンズJr.氏が2019年に約30年振りに来日して指示してあったアイデアを生かして、女子トーナメント向けの改修を施したという。ちなみに同GCでは夏に向けて乗用カート全台に本格的なクーラーを設置したとし、6月1日からカートフィを3300円(現在2200円)に改定すると報告している。