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2025.06.19
2025/6/19 日本ゴルフ殿堂が新発足、アマや貢献者も顕彰対象に

公益財団法人・日本ゴルフ協会(JGA、東京都中央区)は3月12日、記者会見を開き、2025年4月1日より「日本ゴルフ殿堂」を新たに発足すると発表した。
これまで2年に1度、プロゴルファーの顕彰を行ってきた一般財団法人・日本ゴルフ殿堂は発展的に解消(今年1月20日に解散を決議)し、新たな組織として日本ゴルフ協会内に日本プロゴルフ殿堂本部を設立して活動する。

JGAの池谷正成会長は「日本プロゴルフ殿堂と日本ゴルフ協会は、日本のゴルフ界において多大なる貢献をされた方々に対しても顕彰を行い、後世に伝え、つないでいくことが必要であるとの共通認識のもと、検討を重ねてまいりました。3月6日のJGA理事会において、正式に『日本ゴルフ殿堂』としてJGAが引き継ぐことを決定しました」と説明した。
日本プロゴルフ殿堂の理事長で日本ゴルフ殿堂では新たにエグゼクティブプレジテントに就任した松井功氏は「2010年にPGA、JGTO、LPGAのプロ3団体で設立した日本プロゴルフ殿堂は、主に1973年以降に活躍し、または功績を残した基準を満たすプレーヤーや顕彰者を対象に、特別賞5名及び50名のプロゴルファーを顕彰して参りました。日本のゴルフの歴史を正しく後世に伝えていくためには世界ゴルフ殿堂のようにアマチュアゴルファーを含めたゴルフ界全体の殿堂を創設する必要があり、準備委員会を発足し検討してきました」と説明した。

日本ゴルフ殿堂本部本部長/エグゼグティブディレクターに就任した山中博史JGA専務執行役は、2026年3月に第1回日本ゴルフ殿堂顕彰式典を開催する予定とし、「顕彰対象となる方はアマチュアプレーヤーのほか、コーチ、ゴルフコース設計家、クラブ設計家、メディア、協会や団体のリーダー、トーナメント界において貢献された方などを考えています」と発表した。
日本プロゴルフ殿堂の設立にも関わった戸張捷JGA広報参与は、コーディネーターに就任する。記者会見では世界ゴルフ殿堂のマイケル・トロステルエグゼクティブディレクターからのビデオレターなどが紹介された。

JGAでは、100周年を記念して昨年10月から始めた、ゴルフの史実を振り返る「GOLFPEDIA」(ゴルフペディア)の学芸員や廣野GC(兵庫県)にある、JGAゴルフミュージアム、それにメディアの協力も得て、ゴルフ界に貢献した顕彰者を人選していく考えを示した。

「ゴルフ特信」第7200号より一部抜粋

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