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2025.05.20
2025/5/20 景気ウォッチャー1月、現状DIが3カ月連続の下落

内閣府は2月10日、『景気ウォッチャー調査』の令和7年1月調査の結果を公表した。
北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ場関係者は6地域(12月6地域)計12人(8人)で最高評価の〝良くなっている〟は0人(0人)、〝やや良くなっている〟は1人(3人)、〝変わらない〟は5人(1人)、〝やや悪くなっている〟は3人(2人)、〝悪くなっている〟は3人(3人)。
現状判断DIを独自に算出すると、令和7年1月は33・3で、前月の36・1に比べ2・8ポイント(以下、P)の下落となり、下落はこれで3カ月連続となった。

1月は、「比較的、前年より天候に恵まれて暖かい日も多かった」(北関東地域、従業員、変わらない)をはじめ雪や低温によって営業に支障が出たとの説明がほぼみられなかった。もっとも、インフルエンザの猛威によるキャンセル(南関東地域、経理担当)、燃料価格上昇で光熱費負担増と物価高(同、経営者)などといった天候以外の要因から景気の悪さを感じるウォッチャーが多かった。
一方、『先行き判断』は6地域(12月7地域)計12人(12人)が回答。〝良くなる〟は0人(0人)、〝やや良くなる〟は2人(2人)、〝変わらない〟は6人(6人)、〝やや悪くなる〟2人(2人)、〝悪くなる〟は2人(2人)。令和7年1月の先行きDIは41・7で、前月と同じだった。
先行きについては、〝変わらない〟から〝悪くなるとの判断がほとんどで、判断理由をみると「来客数が下げ止まるか見通せない」(南関東地域、経営者)、「引き続き価格転嫁が難しい状況が続く」(東海地域、経営者)、「インバウンドの予約が良くない」(中国地域、営業担当)などとなっている。

なお、業種全般の令和7年1月DI(原数値)は現状45・5で前月比3・5P下落(3カ月振り下落)、先行き47・9で前月比1・0P上昇(2カ月振り上昇)となった。

関連記事:2025/4/20 景気ウォッチャー12月、現状DIが大幅に下落

「ゴルフ特信」第7188号より一部抜粋

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