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2025.11.10
2025/11/10 景気ウォッチャー7月、現状判断再び悪化してDI25に

内閣府は8月8日、『景気ウォッチャー調査』の令和7年7月調査結果を公表した。
それによると、北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ場関係者は6地域(6月6地域)計12人(11人)となっており、最高評価の〝良くなっている〟は0人(1人)、〝やや良くなっている〟は1人(1人)、〝変わらない〟は2人(3人)、〝やや悪くなっている〟は4人(4人)、〝悪くなっている〟は5人(2人)。現状判断DIを独自に算出すると令和7年7月は25・0で前月の38・6に比べ13・6ポイント(以下、P)下落した。3カ月連続で下落している。

7月は、早い梅雨明けによって猛暑の日が長かった。屋外スポーツのゴルフは猛暑の影響を受けており、「来場者が前年比95%程度」(北関東地域、従業員、やや悪くなっている)、「来客数が前年比95%で推移」(南関東地域、経営者、同)、「3か月前と比較すると14%減少」(同、同、悪くなっている)と入場者がかなり落ち込んだ。また、「前年と比べ暑い日が多く、7月と8月の予約が増えてこない」(中国地域、営業担当、悪くなっている)と、予約にも影響が出ている。

一方、『先行き判断』は7地域(6月7地域)計13人(13人)が回答している。〝良くなる〟との判断は0人(0人)、〝やや良くなる〟は3人(3人)、〝変わらない〟は4人(2人)、〝やや悪くなる〟は2人(7人)、〝悪くなる〟は4人(3人)となり、令和7年7月の先行きDIは36・5で前月の36・5と変わらなかった。
「3か月先は秋に入り、気温も落ち着くことが予想されるため、来場者数の増加に期待」(南関東地域、経営者)として〝やや良くなる〟と判断、中国地域と九州地域の2人のウォッチャーも予約好調や来場者増加見込みから〝やや良くなる〟と判断している。ただ、その一方で政治不安や物価高騰、個人消費の落込みといった要因から先行きを楽観視できないウォッチャーが過半数を占めている状況だ。

なお、業種全般の令和7年7月DI(原数値)は、現状45・5で0・4P上昇(3カ月連続上昇)、先行き47・0で0・1P上昇(3カ月振り上昇)となった。

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「ゴルフ特信」第7262号より一部抜粋

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