2025.11.11
2025/11/11 6月家計調査、猛暑の影響かプレー、用具消費とも低下
総務省統計局がまとめた2025年6月の「家計調査」(家計収支編)が先ごろ発表された。
同月の二人以上世帯(勤労者世帯)の消費支出は前年同月比実質1・3%の増加(2カ月連続増加、名目5・2%増加=18カ月連続増加)で5月の4・7%の増加からダウン、実収入(二人以上世帯)は前年同月比で実質1・7%の減少(3カ月振り減少、名目2・0%増加=18カ月連続増加)と、物価上昇もあり、実質の消費や収入が停滞した。
6月のゴルフ関係消費支出(二人以上世帯)は、ゴルフプレー料金の購入頻度が100世帯当たり10回(前年同月14回)で28・6%減、1世帯当たり支出平均は740円(908円)で18・5%減となり、頻度は2カ月連続減少、プレー料金支出も2カ月連続減少となった。ゴルフ用具の購入頻度は100世帯当たり1回(同)で、1世帯当たりの支出平均は56円(70円)となり、頻度は6カ月連続同、支出は20・0%の減少で2カ月連続の減少となった。
世帯主年齢別でみると、ゴルフプレー料金の頻度の最多は、60代の17回(24回)で以下、70歳以上14回(18回)、50代5回(11回)、40代4回(5回)と続き、29歳以下3回(8回)、30代2回(5回)と、軒並み減少となった。プレー消費料金額では60代が1・0%増加の1504円(1489円)、70歳以上が32・2%減の825円、40代は43・2%増の487円、以下50代が42・5%減の402円、29歳以下58・7%減の210円、30代56・0%減の111円と続いた。今年6月は前年にも増して梅雨明けが早く猛暑が到来したことからプレー消費に影響したとみられる。
ゴルフ用具への支出を世帯主年齢別でみると、頻度は多くて1回と低調だが、消費額では50代が308円で前年同月が19円だったことから1521・1%増と驚異の増加率となり以下、60代78円(146円)、70歳以上58円(32円)、30代31円(7円)、40代21円(62円)、29歳以下8円(0円)とマチマチだったが、プレー料金が伸びなかった分、用具消費は活発となったようだ。
ちなみにプレー消費での40代は子育て世帯が多いことからか低迷したままだったが、国公立高校等の授業料無償化が所得制限なしで始まった影響もあってか、用具の50代や40代、70歳以上で少し消費額が盛り返している。
