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2025.06.29
2025/6/29 訪日外客数、2月は16・9%増の325・8万人

日本政府観光局(JNTO)は、今年2月の訪日外客数を発表した。
それによると2月の訪日外客数推計値は前年同月比で16・9%増の325万8100人となり、2月の過去最高を記録、初の300万人台に乗せた。今年1月は40・6%増の378万1200人を記録しており、1~2月累計は703万9300人で28・5%増となっている。

2月の国・地域別では韓国が3・5%増の84万7300人でトップ、以下、中国が57・3%増の72万2700人、台湾が1・0%増の50万7300人、香港が5・0%減の19万5500人、米国が28・8%増の19万1500人を数えた。説明によると、一部市場において旧正月(春節)休暇が2月初旬まで続き、旅行需要の高まりがみられたほか、前月に引き続きスノー需要が高まる時期である中、豪州と米国を中心に訪日外客数が増加したことが今月の押し上げ要因となったという。2月は28日間だったが国・地域別ではベトナムが単月過去最高を更新した。また19市場(韓国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域)で2月としては過去最高を記録している。

一方で出国日本人数は2月が118万1100人で前年同月比20・7%増となり、1月の8・8%増の91万2325人を上回った。1~2月累計は15・2%増の209万3400人となり、大きく改善している。
為替はやや円高方向にあることも影響しているようだ。インバウンドの勢いは凄まじく、日本政府は2030年の訪日外客数目標を6000万人と発表している。

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「ゴルフ特信」第7204号より一部抜粋

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