2025.05.09
2025/5/9 八王子カントリークラブ(東京)夏季の減少で来場者数2・7%減
株主会員制の八王子カントリークラブ(18ホール、東京都八王子市)は、新年の会報で恒例となった会員の年齢や来場回数、来場者数を報告した。
石川博一理事長の「年頭のご挨拶」は、世界情勢の説明の後、日本は夏の気温が過去最も暑い夏を記録し同CCも酷暑日が40日以上となり来場者が著しく減少、グリーンのコンディション維持にも苦労したこと、次年度以降も熱中症対策やグリーンの夏越しに関して、今まで以上に細心の注意を払っていかなければならないと報告した。一方で、ここ数年の課題であったキャディ不足に一定の目途が立ち、令和7年より会社従業員によるキャディ体制に戻るとしている。
令和6年の営業状況は夏季に800名弱の来場者数が減少し、会員来場者数2万1442名(前年比429名減)、ゲスト来場者数1万7385名(645名減)となり、合計3万8827名(1074名減、2・7%減)と報告。ほぼ夏季の減少が響いたようだ。
収支状況については、堅調に新規会員数が推移したことや週末のゲスト来場者数が増加したこと等により、最低限の利益は確保できる見込みと報告している。
また、例年のように、会員の年齢構成を5歳刻みで集計し、報告した。令和6年12月31日時点の会員数は1361名(前年同時期7名増)で、70~74歳が220名(15名減)で構成比率は16・2%で最も多かった。以下、75~79歳212名(7名増)、65~69歳195名(2名減)、60~64歳184名(8名増)など。5年前と比べると70代や80歳以上の高齢者も緩やかに増えている。団塊の世代に限らず80~84歳も100名を突破し、健康年齢が平均より高いと思われる会員が増えている。
年1回以上来場したメンバーは会員の82・2%(前年82・6%)にあたる1113名(1118名)と減少し、70回以上14名(19名)など同CCで数多くプレーする会員の人数は若干減少した。回数で一番増えたのは41~50回の89名(75名)で、夏季に来場が減っても練習場の充実などで全般的に会員の来場意欲が高くなっているようだ。
年間の会員来場回数は延べ2万1442回(2万1871回)で前年比429回、2・0%の減少。会員1名当り年間15・8回(16・2回)で、1回以上の会員1113名の平均は19・3回(19・6回)と月2回弱のペースがやや弱まった。もっともコロナ禍前の令和元年と比べると令和5年は会員の来場者数が7・1%増と依然水準が高く。