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2023.06.25
2023/6/25 令和3年経済センサス、都道府県別ゴルフ場事業所数

ゴルフ場で1954事業所(前回の「平成28年経済センサス」では2379事業所)、ゴルフ練習場で1747事業所(2506事業所)を集計している。冬季事務所や本社を別に置いている地域では実際のゴルフ場数より事業所が多くなっているが、おおよその傾向は把握できる。
ゴルフ場事業所数では、最多は北海道の141(184)事業所で、冬季事務所を札幌市内等の都市部に置く事業所が多いことも関係しているとみられる。また2位は千葉県の133(166)事業所、3位は兵庫県の121(145)事業所。東京都は平成26年に6位の117事業所を数えたが、前回の28年は45事業所で今回は47事業所を調査できている。

ゴルフ場の従業者数では千葉県が8799人(1万447人)でトップ。以下は兵庫県6360人(8393人)、茨城県4950人(6791人)であった。
また1事業所当たり従業者数は神奈川県が73・9人(71・4人)でトップ。埼玉県73・5人(67・1人)、千葉県66・2人(62・9人)と都市圏に近い上位は従業者数が増えている。
ゴルフ場事業所の都道府県別売上高は千葉県が734億86百万円でトップ、2位は東京都の544億83百万円で、1事業所当たりトップは東京都の11億59百万円となっている。ゴルフ場の所在数より本社が東京都に多い理由だとみられる。年間施設利用者数は千葉県が545万人でトップ、以下兵庫県、茨城県で、東京都は16番目。1事業所当たり利用者数は滋賀県、千葉県、三重県の順で施設規模も関係しているとみられる。

一方ゴルフ練習場の事業所数では、東京都が134(174)事業所でトップ。次は愛知県112(146)事業所、神奈川、埼玉の計4都県(6都県)で100事業所を超えた。
1事業所当たり従業者数は埼玉県が19・6人でトップ、大阪府18・8人、千葉県18・6人など、1事業所当たりの売上高は大阪府1億77百万円、神奈川県1億57百万円、愛知県1億45百万円で都市近郊に大型施設の多い地域だった。1事業所当たりの利用者数は大阪府、福井県、愛知県の順となり、福井県が2位に食い込んでいる。
練習施設は東京都など都市部でインドア施設が急増しており、今後どんな変化が起きているのかも注目される。

関連記事:2018/7/19  平成28年経済センサス、都道府県別ゴルフ場事業所数

「ゴルフ特信」第6924号より一部抜粋

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