一季出版株式会社

2023.06.21
2023/6/21 コースでのゴルフ参加、6・4%で0・2P上昇

スポーツ庁は3月24日に令和4年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」の調査結果を発表した。
同世論調査は、民間委託により令和4年12月7日から12月27日にかけて18~79歳の男女を対象にインターネット調査(回答数は前回比2倍の4万件)で行った。

発表によると、週1日以上運動・スポーツする成人の割合は52・3%(3年度56・4%、2年度59・9%、元年度53・6%、30年度55・1%)で前年度から4・1ポイント低下した。20歳以上を性別で見ると、男性の方が女性よりも4・2P高く、性年代別では40代女性の低下が目立った。また、年1日以上運動・スポーツをする割合は、20歳以上のみの平均で77・5%(前年度から2・4P減)となった。スポーツ庁の第3期スポーツ基本計画では、週1回以上のスポーツ実施率が70%になること等の目標を掲げているが、一歩後退した。その理由は特に言及していないが、20~50代の働く世代が伸びずに、「仕事や家事が忙しいから」を阻害要因として全体の41%が挙げたことから、コロナ禍の反動で働きに出る人が戻るなど日常に近い生活に戻ってきたためと考えられそうだ。

「この1年間に実施した種目について」の調査では、1位が「ウォーキング」で62・0%(男性62・1%、女性62・0%)となり、3年度の64・1%(64・0%、64・3%)に比べ全体で2・1P減(1・9P減、2・3P減)と若干落としたが引き続き断然トップとなった。
2位は「体操」14・0%(前年比1・2P減)、3位「トレーニング」13・6%(0・8P減)、4位「階段昇降」12・3%(1・4P減)、5位「ランニング(ジョギング)・マラソン・駅伝」11・5%(1・3P減)、6位「自転車(BMX含む)・サイクリング」11・2%(0・6P減)までが2桁の実施率でともに比率を落とした。7位「エアロビクス・ヨガ・バレエ・ピラティス」は6・9%で前年比0・3P増と前年を上回った。
8位は「ゴルフ(コースでのラウンド)」が全体6・4%(男性11・0%=0・6P増、女性1・8%=0・1P減)で順位は前年と同も0・2P増加した。9位に昨年同様「ゴルフ(練習場・シミュレーションゴルフ)」が入ったが実施率は5・4%(男性9・0%、女性1・9%)で前年の5・6%より0・2Pダウンした。
コロナ初期に特需状態になった練習場が反動で落ち着いた一方で、コースでのラウンドは2年前の6・6%には及ばないものの競技、レジャースポーツの中では健闘した。

上位20位に入った種目では「登山・トレッキング・トレイルランニング・ロッククライミング」や「水泳」、「キャンプ・オートキャンプ」の回復が目立ち、「スキー」や「野球」も上位20位に戻ってきた。逆に「釣り」は実施率が大幅に低下、前年に14位だった「縄跳び」は「縄跳び・ダブルダッチ」に範囲を広げたがランク外となった。

一方実施率をもとにゴルフの参加人口を昨年10月時点の国内人口から推定すると、ゴルフ(コース)は607万人で前年の590万人から17万人、2・9%ほど増加した。ただし前年は約40万人減少したことから2年前には戻っていないことになる。練習場は512万人で前年の533万人から約21万人、3・9%減少し、計算上は2年前に戻ったことになる。同調査では種目別の年間活動回数を特定できないが、ゴルフ場に関しては利用者状況が好調で引き続き一人平均の利用回数は高次元だと予想される。

「この1年間にどんなスポーツを観戦しましたか」の質問では、カタールでワールドカップ開催中だったこともあり、TV・インターネットで観たのは「サッカー日本代表」が50%近い断トツだった。ゴルフは前年にメジャーや五輪で活躍が目立った翌年だけに比率は低下したが順位は維持した。現地での観戦は観客制限が緩和されたのでゴルフを含め各種目とも比率を増やしている。
同調査は回答数も増やして信頼性も高まったと考えられる。

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「ゴルフ特信」第6922号より一部抜粋

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