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2023.04.04
2023/4/4 PGA、「ゴルフの街いちはら」の推進に向け連携協定

公益社団法人・日本プロゴルフ協会(PGA、吉村金八会長)は1月31日、市原市役所にて千葉県市原市(小出譲治市長)と、PGA千葉プロゴルフ会との連携協定書に署名したと発表した。
今回の連携協定は、各団体が有する技術や資源を効果的に活用しながら、市原市がスローガンとして掲げる「ゴルフの街いちはら」の取組みの推進を図るため相互協力し、ゴルフを通じた市原市の交流人口や定住人口の獲得などの地方創成に寄与していくことが目的となっている。連携協定を締結するのは兵庫県三木市(21年9月の4者協定による「ゴルフを核としたまちの活性化に関する連携協定」)に続き2例目となった。
市原市とPGAの関係は、2010年から毎年「市原市ジュニアゴルフ教室」を開催しており、地域活動として積極的に取り組んでいるが、ジュニアゴルファーの発掘と育成においてさらに協力を深めていくとした。

連携事項は①ゴルフの聖地への取組みの活性化、②ゴルフの普及と振興、③ジュニアゴルファーの育成--の3つを柱に、これまで市原市が取り組んできた「小学生ゴルフ体験授業」を拡充させること、またジュニアゴルファーの練習環境を拡充させ、将来的に中学校にゴルフクラブ(ゴルフ部)を創設していきたいという未来図も描く。
PGAとPGA千葉プロ会は、指導者の派遣の協力など状況に合わせた本取組みに協力していくという。

なお、PGAは吉村会長のコメントとして〝ジュニアゴルファー育成活動の取組みは重要課題です。市原市とこのような協定の締結により、ジュニア育成活動が更に推進し、将来学校教育にゴルフの授業が行われることを願っております〟と掲載。PGAジュニア委員会の下田和則委員長は〝これまで「市原市ジュニアゴルフ教室」、そしてフォローアップ事業となる「市原市ジュニアゴルフ放課後教室」を展開し、この活動により、年間数名の子供達がゴルフスクールに通い始めるなど一定の成果を挙げておりました。この連携協定によって新たな展開が生まれ、成功事例を作っていきたいと思います〟とコメントしている。
また小出市原市長からは〝市原市が「ゴルフの街いちはら」から「ゴルフの聖地」と呼ばれるようにしたい〟などのコメントを掲載した。

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「ゴルフ特信」第6900号より一部抜粋

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