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2023.03.09
2023/3/9 22年度ゴルフツアー、男女ともほぼコロナ前の有観客開催に

一般社団法人・日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)では、2022年度の国内男女ゴルフツアー競技の「主催者発表入場ギャラリー数」(プロアマ戦除く)と、テレビ視聴率をまとめている。
まずギャラリー数についてみると、22年度は男女ともほぼコロナ前のように有観客で開催している。男子ツアーは26試合のうち開幕戦の東建ホームメイトカップが無観客となった以外ギャラリーを入れており、25試合の総ギャラリー数は18万3380人で、最多ギャラリー数は50周年大会を記念し全日入場無料とした三井住友VISA太平洋マスターズ(太平洋クラブ御殿場コース、静岡)の2万6702人(前年比1万7704人増)だった。ちなみに、21年度の有観客試合11試合の合計は6万7524人だった。22年度の1試合平均は7335人(21年度6139人)となっている。
女子ツアーは38試合すべてでギャラリーを入れ、総ギャラリー数は38万8772人となった。最多ギャラリー数は日本女子オープン(紫CC・すみれコース、千葉)の2万7271人だった。同大会の他に2万人台が2大会あり、1万人以上の大会は計13大会にのぼっている。1日当たりは〝第2日/第3日〟と〝最終日〟で3千人を超えた。1試合平均は1万231人(21年度5317人、有観客15試合計7万9758人)となっている。

一方、男女ツアーのテレビ視聴率(数字は㈱ビデオリサーチのデータを基にGTPAが作成)については、日曜日(最終日)の地区別平均をみると、関東は男子3・7%(前年度3・6%)、女子5・7%(6・1%)、中部は男子4・2%(4・5%)、女子6・6%(6・8%)、関西は男子3・4%(3・4%)、女子4・7%(4・5%)となり、関東は男子上がって女子が落ち、中部は男女ともに落ち、関西は男子変わらずで女子が上がった。
最高視聴率は、男子が「三井住友VISA太平洋マスターズ」の関東地区で7・4%(4・1%)、女子が「樋口久子 三菱電機レディス」(武蔵丘Gコース、埼玉)の中部地区で10・7%(12・4%)を記録。男子は星野陸也とのプレーオフを制した石川遼が約3年振りの優勝を挙げ、関東や関西でも男子の中で一番の視聴率を稼いだ。女子は若手の台頭著しい中で金田久美子が11年のフジサンケイレディスクラシック以来11年振りの復活優勝を果たしており、関東(9・3%)や関西(8・2%)も高視聴率だった。

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「ゴルフ特信」第6890号より一部抜粋

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