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2023.01.26
2023/1/26 JGA、「ゴルフ振興推進本部」の設置と背景を説明

公益財団法人・日本ゴルフ協会(JGA)は2021年度に定款を変更し、「ゴルフ振興推進本部」を設置して、改めてゴルフの普及・振興事業に取り組んでおり、11月29日にホームページ内でゴルフ振興の取組みについて、池谷正成会長など協会3役が代表して同本部の設置と背景などを説明するインタビュー動画(ダイジェスト版)を設置して、発表した。
今回の変更は、これまでJGAが行ってきた競技ゴルフの普及・振興事業に加えて、我が国ゴルフ人口の99%を占める一般アマチュアゴルファーとこれまでゴルフとの接点がなかった方にもその活動の対象を広げ、我が国のゴルフ人口の底辺拡大を目的とするものと説明。

池谷正成会長は、同本部の設置と背景やJGAの役割、ゴルフの素晴らしさを説明した。女性のゴルフ参加については現状2割近くまで上がってきたが、JGAの女性役員割合でもある30%を目指したいとした。
津賀一宏副会長(関西ゴルフ連盟理事長、経団連副会長)は、関西ゴルフ連盟で10年近く取り組んできたゴルフ振興策の普及や難しさ、それに結婚、子育てなどの女性ゴルファーの課題を関連団体との協働で取り組みたいと話した。
またゴルフ振興推進本部長でもある山中博史専務理事は、同推進本部は、①「新規ゴルファーの創出」、②「既存ゴルファーの活性化」、③「ゴルフを取り巻く環境の整備」の3つを柱にして取り組むこと。その構成団体は全国8地区のゴルフ連盟とゴルフ関連団体からプロ3団体、それに練習場連盟、ゴルフ用品協会に、オブザーバーとして学者や専門家、スポーツ庁にも入ってもらい、とりあえずスタートすること、その後、必要に応じて関係団体にも加わってもらう考えを説明した。

9月28日に第55回日本女子オープンの会場である紫CC・すみれC(千葉)で「R&A・JGAゴルフ振興に関する共同記者発表」でも明らかにしたように、「情報シェアリング部会」、「ゴルフと健康部会」、「女性とゴルフ部会」の3つの部会を設置済み。専務理事によるとJGAでは『Women’s Golf Day(2023年は6月6日に開催)』を全国規模で開催できるよう各クラブに働きかけを行っており、来年は20カ所程度で交流イベントが開かれるのを期待しているという。

関連記事:2022/11/16 R&A・JGA、ゴルフ振興に関する共同記者発表

「ゴルフ特信」第6875号より一部抜粋

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